木々の花咲く5月 2021 [樹木・花]
わずか3週間ほど前に”木々の芽生え”というタイトルの記事を載せたばかりなのに、
今はもう、青々とした葉を付けた木々となり、更に花まで咲かせています。
梅雨に入る前のこの季節が一年で最も快適に過ごせる時期なのですが、
今年はなんか雨の日が多かったみたい。ちょっと損した気分です。
今、近くの山を眺めると、緑の木々のあちこちに薄紫色の藤の花が目に入ります。
若い頃に東京都江東区の亀戸天神の藤棚を見に行った記憶があるのですが、
その時の印象が強くて、藤の花は藤棚で見るものだと思い込んでいたのね。
小国に来てから、こうして山に咲いているんだと初めて気付いた次第です。
えーと、藤の花は次回にして、今回は今咲いている見慣れた木々の花を紹介します。
いつものように家の周りで見掛けた花ばかりです。でもかなり種類があるでしょう?
芽生えの時はあれほど小さかった、ホオノキやトチノキの葉も大きくなっています。
ホオノキ(朴の木)
トチノキ(栃の木)
サワグルミ(沢胡桃)
ナナカマド(七竈)
ミズキ(水木)
タニウツギ(谷空木)
ウワミズザクラ(上溝桜)
サワフタギ(沢蓋木)
オオデマリ(大手毬)
エゾアジサイ(蝦夷紫陽花)
今年もツバメがやって来た 2021 [動物]
都会ではほとんど見かけないけど、農村ではお馴染みのツバメであります。
都会の子供は実物を見る機会はないと思うのだけど、広く知られています。
映像や季節の話題、児童向けの本などによく取り上げられるからでしょうね。
プロ野球にも国鉄、じゃなくてヤクルトスワローズに”つば九郎”がいるし。
(何だよ?国鉄って・・)mukuパパは都会育ちでありますが、母親が新潟県の農村の出身だったので、
毎年、夏休みに”田舎”へ行っていて、お馴染みであります。
玄関にふんが飛び散っていたのが印象的でしたね。
各家では玄関を開放して、ツバメのために巣作りの場所を提供していました。
今はさすがに玄関を開放する家はありません。でも農家には納屋があります。
納屋もシャッターが取り付けられているのですが、
このお宅はツバメのいる間は一日中開放しています。
人が近くにいても警戒せず、巣作りをして、子育てをする姿はけなげで愛らしい。
毎年、海を越えてやって来て、同じ家を覚えていてそこに戻るのもなんか感動しちゃう。
山形の山梨 徳網の山梨 [樹木・花]
春の遅い五味沢でも、とうの昔に桜は散っていますが、
今、徳網には桜によく似た花が咲いています。ヤマナシ(山梨)の花です。
桜も山梨も同じバラ科の高木だそうで、親戚みたいな間柄なんですね。
ヤマナシは果物の梨の原種とされ、また山梨県の名前の由来でもあるそうです。
あまり馴染みはないけれど、隠れた家柄の出のようですよ。
昔は徳網に何本もあったそうですが、伐られたりして今は2本しか残っていません。
そのうちの1本はご覧のように、白銀の飯豊連峰をバックに華麗な花を咲かせ、
家柄の良さを誇るように、徳網のビュースポットのひとつとなっています。
ところが近年、そのビュースポットにあろうことかアンテナと電柱を建てたのね。
通信会社の某エーユーであります。某ドコモのアンテナも近くにあります。
こちらに来たときは、山奥でケータイの圏外だったのが嬉しい徳網でしたが、
便利になっていくのと引き換えに、犠牲となるものも出てしまうようです。
徳網山に朝日があたる 2021 [自然]
午前 5時 00分
我が徳網集落は、東の白太郎山と西の徳網山に挟まれた位置にあります。
朝の光は白太郎山に遮られ、徳網山には白太郎山の影が写ります。
陽が登るに連れ、白太郎山の影は徳網山の斜面を下ります。
面白い光景なので時間の経過に沿って撮りました。
ま、何年か前の同じ時期、これと同じ記事を載せているのですがね。すみません。
早朝に起きて同じような写真を撮ろうという積極的な意思はもちろんありません。
じつは今の時期は村に頼まれて、朝の5時前から村の集会所に詰めているんですよ。
かなり暇な仕事で、ボケっと山を眺めてるから、こんな写真を撮ることになるのね。
どんな仕事かというと、画面の中にヒントが入っているのですが、
山村に暮らしている人には、ピンとくる人がいるんじゃないかしら。
都会の人には、”わっかるかな~? わかんね~だろうなぁ”
あー、古典というより、もはや化石化したギャグですね。すみません。
べつに勿体をつけるほどのことでもないのですが、
そのうち記事にしてご紹介することになるかも。
午前 5時 10分
午前 5時 20分
午前 5時 30分
午前 5時 40分
午前 5時 50分
午前 6時 00分
午前 6時 10分
午前 6時 20分
午前 6時 30分
午前 6時 40分
午前 6時 50分
木々の芽生え 2021 [樹木・花]
今、木々の冬芽が膨らんで、次々に幼葉が芽生えています。
山も家の周囲も、一挙に緑が増えてきました。
今回は生まれたばかりの幼い葉の姿です。
ところで、小国では6日から新型コロナのワクチン接種が始まりました。
どこでもそうでしょうが、予約の段階でだいぶドタバタ騒ぎがあったようです。
mukuパパが一回で予約が取れたというのは、やはり稀なケースのようで、
10回かけた、20回かけた、と数を競うような話がよく聞かれます。
その中で都市伝説ならぬ田舎伝説みたいな話も生まれています。
その一つは、予約電話が殺到したので、役場はあわてて電話回線を増設したそうです。
だけど、それが1回線から2回線に増やしただけだったらしいという話。
もう一つは、早い時期に予約が取れた人が、マニュアル通りの懇切丁寧な応対で
終える迄に時間がかかったけれど、後日、知り合いに頼まれ代わりに予約した時は、
こちらの言葉に変わっていて、すぐに終わったという話。
前の話はともかく、後の話はありそうだと笑ってしまいました。
ま、あくまでも伝説ですからね。真偽のほどはわかりません。
”まだ予約が取れてない”という話は聞かないので、
役場もそれなりに頑張ったのだと思います、はい。
トチノキ(栃ノ木)の葉
ホオノキ(朴の木)の葉
ヤマモミジ(山紅葉)の葉
サワグルミ(沢胡桃)の葉
サンショウ(山椒)の葉
タラノキ(タラノ木)の葉 (いわゆるタラの芽)
早く開いたブナの葉は、もう大きく広がっています。
早春の山(2)2021 [山]
新型コロナが収まりませんねぇ。皆さん仕方なく家にこもっての生活でしょうか。
こちらではそろそろ山菜採りのシーズンになります。
去年は県外の方には自粛をお願いしていたのですが、今年はどうするんだろう?
入山禁止ということになるのか、ならないのか?
小国に住んでいれば、小国のどの山に入るのも心配はないのですが、
小国の外はコロナが吹き荒れているイメージ、ってのはちょっと考え過ぎですね。
ま、そんなことで、地元の山に登ってきました。ここではコロナは無縁です。
ところで、小国でもワクチン接種の予約が始まりました。
どうせすぐには電話がつながらないだろうと、予約開始の翌日にかけたら、
一発でかかっちゃった。過疎のせいでもないと思うけど、運が良かった。
接種は来月になりますが、予約の日が来るのが待たれるところです。
これまで過ごした人生で、注射を待ち望むのは初めてであります。
大石橋(登山道吊り橋)
大石小屋
タムシバ (モクレン科 落葉小高木)
画面中央右の山は 祝瓶山(標高 1,417m)