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樹々の緑と藤の花 [樹木・花]

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小国は新緑の季節となりました。
今、小国を車でまわると、濃くなった緑の中のあちこちに
藤の花が、薄紫色の鮮やかな色を見せています。
まぁ、小国に限らず日本の田園地区では何処もそうなんでしょうけどね。

でも、都会で暮らしているとそれが分からない。
藤の花というと、庭に藤棚のある家に咲く特別な花のイメージがあって、
山の中でこれほど簡単に見つけられるものだとは、知りませんでした。
それに花の色やその形、寄せ集まった花姿は、華やかな中にも上品さがあって、
山の中に自生していると思えない、長年人の手で作り上げたようにも見えます。

花色も姿も好きな花なのですが、ひとつ気に入らないのは蔓性の植物なのね。
蔓植物の樹に絡みついている様子は、なんか鬱陶しくて不快な感じになります。
この冬、家の周囲で見つけた蔓を雪の上で片端から切ってまわりました。
そしたら、”あーっ、山ぶどうの蔓も切っちゃったの!!” と言われちゃった。

藤や蔦、山ぶどうやアケビなど、蔓性植物は木々にとって迷惑に見えますが、
花や葉や実がとても魅力的なのが、何とも悩ましいところであります。
これは藤棚やぶどう棚のように、人の手を加えた方が自然の姿より好きみたい。

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”土筆(つくし)の思い出 [昔ばなし]

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小学生の頃、よく利用した私鉄の駅の隣りに、”和田堀給水場”という
東京都の施設があります。100m四方程もある広大な敷地の中に、
貯水池を囲んでいるのでしょう、10mほどの高さの土手がぐるりと
城壁のように伸びていました。
石積みの塀と狭い道路が周りを囲み、その外側はびっしりと住宅が建ち並んで、
そこだけ異質な雰囲気の空間となっていました。
でもきっと、給水池が昔にできて、その後住宅が押し寄せたのでしょうね。

ある日、近くに住む友人のO君が、”いいとこに連れてってやるよ”と言って、
中に案内してくれました。もちろん正々堂々と正門を通ったわけではなく、
石垣の隙間から忍び込んだのだから、見つかったら叱られます。
でも、その頃は警備員なんていなかったみたいね。
中に入って土手の下に行ったら、びっくり! 土筆が一面に生えています。
本や絵で知ってはいましたが、実物を見たのはたぶん初めてで、
目の前はもう、キラキラと輝く別世界が広がっていました。

その後、前を通るたびにまた入ってみたいと思うのですが、
いい子ちゃんだったmukuパパには、実行する度胸なんてもちろんない。
街の中では見ることのなかった土筆が、結構何処にでもあるんだと知ったのは、
かなり後年になってからでありました。
O君、社会人になってから一度町で出会ったけど、元気で暮らしているかなぁ。

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スギナだけが池のように広がっている場所があります。
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梨の花が咲く頃 [樹木・花]

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なんて題名の小説か映画が、昔あったような気がしますが(なかったかな?)
この風景はmukuパパの記憶に、いつまでも思い出として残ると思います。
小さなストーリーがあるのですが、まぁ、お話しするようなものでもありません。

ということで、徳網集落のビューポイントにある梨の木に、花が咲きました。
桜の花に似たこの木は、図鑑で調べると”山梨”という冗談みたいな名前であります。
でも果実は、今栽培されている梨の原種にあたるそうです。
村の長老によると、昔は各家それぞれに植えていたそうですが
今は村に二本残っているだけです。
”秋になると実がなって、よくかじったものだ”と言っていますが、
図鑑によれば、”9~10月に長十郎を小さくしたような果実が黄褐色に熟す。
ただしガリガリしていて味も渋く、食べられない”と、ありますね。
ま、ここの人は食べられる素材は何でも食べたようだから疑いませんけど。

一昨年にもブログに載せましたが、ほとんど同じ写真になってしまいました。
でも一部違った部分もあるんですよ。お気づきでしょうか?
去年、某ソフトバンクの通信アンテナが横に立ってしまいました。
某DoCoMoの時も邪魔だと思ったのですが、今度は本当に邪魔!
更に某KDDIも近くアンテナを立てる予定があるそうです。
こちらに来た時はケータイの圏外なのが新鮮だったのですが、
文明が追いかけてきました。 まぁ、確かに便利なんだけどね。

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山梨とイタヤカエデが並んで、花と葉が美しく調和しています。
長年連れ添った夫婦のようです。mukuパパが言うのも変だけど。
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樹々の幼葉 [樹木・花]

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小国は今、一年で最も良い季節、快適な季節を迎えています。
寒くもなく暑くもなく、爽やかな晴れた日が続き、虫もほとんど出ない。
あー、いいなぁ。一年中続かないかしら。でも、それじゃつまんないか・・。

山の緑は、樹々の葉が出て大きくなっていくのに連れ、どんどん濃くなっています。
うちの周囲でも幼葉が若葉に成長しているのが見られますが、
その変化を見ているのも楽しいですよ。
あまり見ることのない、樹々の幼葉の様子をご紹介します。
もう若葉になってしまったのもありますが、ご了承ください。

オニグルミ (タイトル画像も)
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サンショウ
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ナナカマド
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ブナ
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イタヤカエデ
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ホオノキ
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トチノキ
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左はホオノキ、右はトチノキです。開き方は違いますが大きな葉になります。
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モミジ
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タラノキ
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小鳥が巣をつくった [動物]

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3月頃からですが、家の周りでピチュピチュと小鳥の声が耳に入ってきます。
そのうち、家から出たり戻ったりする時に何度か
ベランダの下から慌てて飛び出す小鳥を見かけるようになりました。
雪を避けているんだろうと、小鳥の餌を置いたりしてやったのですがね。
4月に入ってふと頭を上げたら、小鳥の巣が目の前に出来ていたんですよ。
”何でまた、通路の上に..” 家に入る唯一の通路なので通らないわけにいかない。

こげ茶の体色の小鳥も視認できて、写真も撮ることができました。
でも、名前を図鑑で調べたけど見つかりません。知っていたら教えてくださいね。
材料は苔を集めてつくったようで、ふわふわで暖かそうな巣です。
雪の中を苦労して集めたのだろうけど、お嫁さんは来なかったみたい。
今は巣が残っているだけで、本人も戻ってきません。
わが身に照らしてちょっと悲しい・・ かな?

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階段の裏側に巣が作られています。
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小鳥の餌を置いてやりました。
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この小鳥の名前を知っていたら教えてくださいね。
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近くに素敵な巣箱があるんだけどねぇ・・入居者はまだいません。
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角楢小屋周辺の春 [山]

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我が徳網集落から更に奥、ブナの森を分け入った朝日連峰山麓の只中に、
角楢小屋があります。
林道の終点から更に約4㎞ほど進んだ森の中、そして川辺にあって、
周囲は山菜や岩魚の宝庫です。大自然に浸りたい人には最適な場所ですよ。
今回周辺を歩いたら、今しか撮れない景観に出会ったのでご紹介します。

手前の祝瓶山の登山道から撮ったのですが、なぜ今しか撮れないかというと
この先すぐに森の樹々の葉に覆われて隠れてしまいます。
樹々の葉が芽生える前の今の時期だけは、山や森の隅々まで見通せます。
普段見る青々とした山や森とは違う景観をご覧ください。

角楢小屋が何処にあるか分かりますか?
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角楢小屋へは日本有数のブナの森、”白布平”の中を抜けて行きます。
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白布平の中を荒川本流が流れています。
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森の中にはブナの巨木が見られます。
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おやっ? 森の中を誰かが歩いている!
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日本有数の広さのブナの森、白布平の前半分です。
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数日経って角楢小屋にも行ってきました。雪がだいぶ消えていました。
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我が家のシンボルフラワー、カタクリ 2019 [野草・花]

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素敵な季節がやってきました。
家の周囲の雪がなくなると、うちの庭は春の花畑になります。
スプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼ばれる春の花たちです。
中でもカタクリ(片栗)は我が家のシンボルフラワーとしています。

こちらに住み始めて十数年が経ちました。
日常的な新鮮さはだんだん薄れていきますが、この花の季節になると、
特別な場所に来たという思いが沸き上がります。
こんな花たちに囲まれて暮らしているという幸福感も感じます。
スプリング・エフェメラル、一週間ほどの命ですけどね。

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五味沢の桜満開 2019 [樹木・花]

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東京の人が聞いたら、”何でいまさら桜だよ~” と、お思いでしょうが、
五味沢の桜は今が満開となりました。
山の集落の桜と言えば山桜なのですが、急斜面にポツンポツンと
咲いているので、写真を撮るのが難儀です。
幸い”りふれ”の周囲にソメイヨシノが植えられているので、こちらで楽しめます。
白い残雪と、ホキてきた青葉と、桜のピンクのコントラストが絶品ですよ。

だけど残念ながら、ご覧のように観賞する人は誰もいませんね。
まだ寒いから、外で花見しようなんて気にならないのね。
そんなことで、去り行く平成を惜しみ、新しい令和に思いをはせて、
mukuパパがひとり、満開の桜を眺めております。
えーと、今は真っ暗で何も見えませんけどね。
あっ、しまった! 令和に変わってしまった!!

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我が家のささやかな桜も花をつけました。
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