新緑の世界(2)2022 [野草・花]
もちろん木々だけでなく、野草も葉を広げて緑をどんどん濃くしています。
この緑色はクロロフィルという物質の色だと、遠い昔に習いましたが、
これがないと植物は生きていられません。植物がなければ動物は生きられない。
当然、人間も生きられない。こんな緑に囲まれて幸せだ。めでたし、めでたし。
強引な話の展開ですが、野草には生命力の強靭なのがいるのはご存知のとおり。
それらが自分のテリトリーを広げるのが、こちらでは暮らしの脅威になります。
日頃まめに草刈りしていれば、脅威ってこともないけど、手を抜くと凄いことになる。
草苅り機を振り回して戦うことになるとは、都会では思ってもみないことでした。
えー、これから暑い中で、面倒な草刈りを始めなきゃならないということです。
オオバギボウシ(大葉擬宝珠)
エンレイソウ(延齢草)
ヤマユリ(山百合)
ホウチャクソウ(宝鐸草)
フキ(蕗)
新緑の世界(1)2022 [樹木・花]
風薫る五月であります。我が家の周囲は新緑に溢れています。
ほんの一カ月ほど前は雪景色だったのに、この変わりようが素晴らしい。
朝起きてベランダに出るのが、なんとも気持ちよい季節になりました。
緑のオゾンだか、フィトンチッドだかがいっぱいよ。
木々に若葉が芽生えると、成長するのはあっという間です。
mukuパパのスピード感覚ではついて行けません。
ということで若芽を撮り損ね、やや成長した木々の葉っぱの姿です。
ホオノキ(朴の木)
トチノキ(栃ノ木)
ヤマモミジ(山紅葉)
サンショウ(山椒)
イタヤカエデ(板屋楓)
コナラ(小楢)
ブナ(橅)
サワグルミ(沢胡桃)
ナナカマド(七竈)
コデマリ(小手鞠)
コゴミ(草蘇鉄)の森 [野草・花]
小国は山菜の宝庫と言われています。
まぁ、山しか無いようなところは、どこもそう呼ばれる気もしますが。
それでも小国は、最高品質のゼンマイやワラビが採れることで知られています。
昔は山形県内外から多くの人が来て山に入って行ったようです。
今は若い人は山菜採りをしませんね。だいたいどれが山菜だか知らないもの。
さらに山菜を知る年配の人は、年と共に足が弱って山に入らなくなりました。
今、山菜採りの世界(?)では、世代間の断絶が起こっているようです。
mukuパパも山菜は大好物ですが、山に入って採る気には今ひとつなれない。
でも、家の周りを探せば、いろんな山菜を見つけることができます。
この”コゴミ”もそのひとつで、周辺のいたるところに自生しています。
もちろん、この写真のように葉が開いてしまっては、食べることは出来ませんよ。
ただ、”地球太古の森”を眺めているような気分になって楽しんでいます。
春の小川 2022 [自然]
春の小川といえば、何と言っても”さらさら”と流れて欲しいmukuパパですが、
こちらの現実は、増水した雪解け水が、最近まで”ゴーゴー”と流れておりました。
その雪解け水も一段落して、今はやさしい流れがそこここに見られます。
そこでイメージの中の”春の小川”を探してきました。
でも、五味沢と言えどもこんな小川を見つけるのは、結構大変でありました。
ほら、みんな側溝に置き換えられているから。確かに側溝の方が水の使い勝手は
いいのですが、なんか情緒がねぇ・・。 あまり写真にはならないもの。
それと ”もう、春でもないだろう” と言われるかもしれませんが、
我が徳網では、この時期でも日陰にはご覧のようにまだ雪が残っているんですよ。
ミズバショウ(水芭蕉)とザゼンソウ(座禅草)2022 [野草・花]
春になると名前のよく知られた花の自生地は、見に訪れる人で賑わうものですが、
ここ五味沢では水芭蕉や座禅草も、桜やカタクリと同様、見に来る人はいません。
地元の人はともかく、ここに自生地があることは他には誰にも知られていないもの。
おかげでmukuパパは好きなように撮れてありがたいのですが、ちょっと寂しいかも。
今年の水芭蕉ですが、撮影が遅くなって、もう終わったかなと心配していたのですが、
まだ残っていた上、去年より自生地の面積が広がっていて喜ばしいことでありました。
反対に、雪が消えるとすぐに咲く座禅草はなかなか顔を出さず、数もずっと少ない。
今年は雪が遅くまで残っていた所為かなぁ? ちょっと気がかりです。
水芭蕉も座禅草も同じサトイモ科の仲間なので、姿形がよく似ています。
でも、見た目の印象は対照的なのが面白い。どちらも元気でいて欲しいものです。
ミズバショウ(水芭蕉)
ザゼンソウ(座禅草)
尾根道のイワウチワ(岩団扇) 2022 [野草・花]
春になって気温が上がると、雪山ではあちこちで雪崩が起きます。
その結果、どこよりも尾根筋の雪が先に消えて行きます。
そして雪が消えた地表に、最初に花を咲かせるのがイワウチワ(岩団扇)です。
こちらの山の尾根は松が並んだ松峰が多いのですが、その根元によく咲いています。
絶滅危惧種に指定している県もあるそうですが、こちらはそんなことないなぁ。
尾根道にいくらでも咲いているので、踏まないで歩くのが難しいくらい。
丸い葉の形から名前が付いたようですが、花は小さなピンクの可憐な花です。
雪山の春を告げるシンボルフラワーになります。
五味沢の桜 2022 [樹木・花]
東京では今年の桜も、もう昔の話になってしまったのでしょうが、
こちら五味沢では、今が桜の季節です。
五味沢の桜の悲しいところは、全国的にも桜の話題が終わった頃に咲くことですね。
”桜、もういいよ” てなことで、誰も見に来ようとしません。
奇特な人が”花見やろうか” と思っても、ご覧のように雪が残って寒くて広げられない。
おかげでmukuパパだけが好きなように撮影することができます。
桜は、愛でる人がいようがいまいが、春の時を刻んで次の季節を迎えて行きます。
山の中に咲く オオヤマザクラ(大山桜)