秋の草花 2022 [野草・花]
土石流を免れた庭の隅に、ミゾソバ(溝蕎麦)の可憐な花が目につきました。
”秋の花がもう咲き始めてる” と思って、ちょっと探してみる気になりました。
そうしたら、なんだ、秋の草花がほとんど出揃っているじゃないの。
道の横に咲いていて手軽に撮れる、お馴染みの草花です。
キツリフネ(黄釣舟)
ミゾソバ(溝蕎麦)
ハナタデ(花蓼)
オニアザミ(鬼薊)
ノコンギク(野紺菊)
ヤマハッカ(山薄荷)
シシウド(猪独活)
サラシナショウマ(晒菜升麻)
五味沢に秋の匂い 2022 [自然]
今日はちょっと寒い朝を迎えました。
布団の中でストーブを点けようかと思ったくらい。
そろそろと秋が来たようです。
昼間はまだ夏が残っているんですけどね。
秋を感じる絵を探して撮ってきました。
草むらの中からは、秋の虫の声も聞こえていました。
大雨災害後の小国の交通事情 [暮らし]
最近新しい読者の方が増えているようなので、久しぶりに小国町の紹介をします。
わが小国町は東京23区より広い面積がありますが、90%以上が山と森です。
周囲をぐるりと山に囲まれ、日本の中のロストワールドだと言っていました。
縦長の皿を思い浮かべて下さい。中に降った雨はすべて荒川にまとまり、
西(左)側の割れ目から新潟県の関川村・村上市を抜けて日本海に注ぎます。
ところで、小国町から外への出口(あるいは入り口)は4か所しかないんですよ。
メインは中央を東西に横切る国道113号線で、西の赤芝狭を抜けて関川村へ、
そして東の宇津トンネルを抜けて飯豊町・米沢市へ出る2か所の出口です。
あとの2か所は、北西部から村上市に出る道と、南東部から飯豊町に出る道ですが、
どちらも峠越えの山道で、舗装はあっても一車分の道幅しかない区間もあり、
とても日常的に使える道ではありません。
今回の大雨では、この国道113号線の村上市花立と飯豊町手ノ子で通行止めとなり、
小国町が一時孤立してしまいました。現在は片側交互通行で通行しています。
ただ地形上、復旧は難工事になるようで、全面開通には時間がかかるようです。
一方、国道113号線と絡み合うように走るJR米坂線も、同じ場所で被災しました。
こちらは今も運休中で、代替えバスが走っています。
特に飯豊町手ノ子では落橋したため、復旧するには相当の月日がかかるでしょう。
もしかしたら廃線かなんて話も聞かれ、ちょっと心配です。
国道113号線、飯豊町手ノ子の片側交互通行現場
飯豊町側から見た、新宇津トンネル入り口。こちら側の雨は最上川に。
小国側から見た、新宇津トンネル入り口。こちら側の雨は荒川に。
これは別の工事。113号は一年中何処かで片側通行の工事があって慣れました。
113号線の小国町西側は荒川赤芝狭に沿って関川村に抜けます。
右側のスノーシェッドの中を113号線が走っています。
今回の大雨で樹木が倒された位置まで水位が上がりました。
スノーシェッドの中でも片側交互通行。
新潟県との県境。赤芝発電所のダム。左側に113号線のスノーシェッド。
このスノーシェッドを出ると、新潟県関川村に入ります。
人影のないJR小国駅。代替えバスのため、待合室は開いていました。
五味沢へ向かう北部踏切。運休している一カ月の間に線路に雑草が。
両被災箇所の間に取り残された車両が、羽前沼沢駅に停まっていました。
姿を変えたジンゴロウ沢 [自然]
8月3日の大雨で、大小の石に埋まってしまったジンゴロウ沢です。
重機で溝を掘って沢水の流れは戻したのですが、昔の姿は取り戻せない。
小さな滝、多くの植木や踏み石、木橋など手を加えてきたものも一瞬で消えました。
味気ない石ころばかりの沢を眺めては、ため息をついております。
でも、一カ月ほど経って、沢の姿がなにか落ち着いてきた感じがします。
常に流れる水の力が石を押し流して、自然の姿に刻んでいるようです。
実際、石の動きは見えなくても、下流の枡には、驚くほどの小石が溜まっています。
太古から繋がる水の浸食作用を目の前にしているようで、ちょっとわくわく。
そして、少しずつ自然も戻っているような。
そんなジンゴロウ沢の今の様子をご覧ください。
山と雲 2022(3) [自然]
山の中で暮らし始めて17年にもなるというのに、山歩きは苦手です。
原因と思われることは幾つもあるのですが、その一つが方向感覚です。
ここ五味沢は小国町の中心から、一本道を北に向かうだけなのですが、
途中の長沢集落と出戸集落の間に大きなNの字を描いています。
つまり一度南を向いてから、また北に戻るのね。この時、頭の中の
方向感覚が破壊されるようで、東と西の方向が未だに混乱する時があります。
五味沢異次元現象のひとつです。
山と雲 2022(2) [自然]
mukuパパは雲のかかった山を眺めるのが好きです。
山それだけでも絵になるのでしょうが、雲がかかると奥行が深くなる感じがします。
また、雲自体が変幻自在な姿形に動いて、不動な山に絡む姿が面白い。
まぁ、大昔から多くの方が感じていることではありますが。
そんなことで、つい、シャッターを押して大量の画像を撮ってしまいます。
それをこのブログで見て頂いている訳ですが・・ すみません。
雲のかかった山を眺めるのはいいのですが、雲のかかった山を歩くのは嫌ですね。
昔、谷川岳に一人で登った時、雲の中に残されて怖い思いをしました。
なんて言うと一人前の山男のようですが、そんなんじゃないんですよ。
一通り最低限の用意はしたつもりでしたが、山は甘くないですね。
あまり思い出したくないのですが、初心者はやはり先達が必要です。