雪囲いと大雪 2023 [暮らし]
今年は暑い夏が長かったので油断してたら、真冬が急に来てしまいました。
12月半ばなのに全国的にも大雪になっているようです。
こちらも今週の木曜から年内ずっと雪マークがついて、完全に雪国モードに入りました。
写真は我が家の雪囲いの組み立てと完成、その翌日の降雪と今の積雪の様子です。
初冬と真冬の情景を並べてみましたが、これらは僅か数日の変化なんですよ。
何を言いたいかというと、雪囲いがギリギリに間に合ったってことであります。
もちろん得意顔で言うことじゃないですが、ギリギリまで延ばすのはいつものことです。
だけど今年は本当にギリギリだった。一日遅れたら雪の中で泣きながらの作業でした。
すごいラッキーで得したような、なんかとっても嬉しい気分です。
まぁ、この先そんなに長くないのに、こんなので運を使うのも如何かと思いますが・・
徳網集落の景色が変わった!(2) [暮らし]
今年の3月に、うちから300mほど奥にある徳網集落の杉林が伐採されました。
このブログでも報告したのですが、それが今回は我が家の手前に移りました。
こちらの杉林の伐採は聞いていなかったので、ちょっとびっくり。
徳網橋から我家までの間は、道路の両側に杉が迫っていたのですが、
それがきれいに切り払われて、それまでの景色が一変しています。
11月に入ってから重機が何台か運ばれて来て、あれ?っと思っていたのですが、
3、4人の作業員が3週間ほどで、あれれ?っと言う間に終わらせてしまいました。
凄い効率。与作がヘイヘイホー! なんて言ってる暇はありません。前にも言ったな。
今迄は我が家に来るのに、暗い杉林を抜けて深い山に分け入った気分だったのですが
なんか明るい、のどかな里山の雰囲気になってしまいました。 まぁ、いいか。
以前は道路の両側の杉林を抜けた先に、我が家がありました。
小国のキノコ採り [暮らし]
”キノコ採り”と言ったら、どんなをイメージを思い浮かべるでしょうか。
キノコ図鑑を片手に森の中を歩き回り、見つけたキノコが食用か毒かを調べて
食べられるものだけリュックに入れる。 な~んてのはこちらに来る前の
キノコ採りを経験したことのないmukuパパのイメージでありました。
そんなのダメよ。図鑑を見たって特定できない。恐くて結局捨ててしまいます。
こちらでは自分のよく知っているキノコしか採りません。
知らないキノコには目もくれない。目当てのキノコの出る場所は毎年同じなので
以前から知っている場所に、発生する時期を狙って出掛けます。
そして慣れれば同じキノコの出そうな場所の見当がつくようにもなります。
でも、その場所を知っているのが自分だけとは限りません。
他人に先に採られぬよう駆け引きがあって、そんな話を聞くのも面白いですよ。
やはり最初は知っている人に連れて行ってもらうのが一番のようです。
先日、キノコ採りから帰ってきたお隣さんに、写真を撮らせてもらいました。
こちらで”ヌケオチ(抜け落ち? )” 図鑑で”ブナハリタケ”というキノコです。
知る人ぞ知る高級食材だそうです。来週あたりから”マイタケ”も出るらしい。
”お宅の裏の栗の木にマイタケ出るの知ってる?”って聞かれて、”え!、知らない!”
”もう、小さく出てるかもしれない” ってことで案内してもらいましたが、
うちから50歩も行かない栗の木です。まだ出てなかったけど全然知らなかったなー。
山から採ってきた ”ブナハリタケ (橅針茸)”
真ん中の笠のないのは、猿に食べられたからだそうです。
うちのすぐ裏の栗の木。ここに”マイタケ(舞茸)”が出るとは今まで知らなかった。
今年は山にエサになる木の実がないようで、猿や熊が里に出ています。
うちの栗の木も猿に食べつくされました。
写真には1頭しか映ってないけど、20頭くらいの集団です。
薪(まき) を積んだ [暮らし]
夏も終えようとする今の時期に薪を積んだって、笑われるだけなのですが・・
いや、この記事は3ヵ月も前に載せようと準備した記事なんですけどね。
載せるタイミングを失って、以来ずっとお蔵入りとなっていました。
酷暑の今なら雪の景色が一興かと、都合よく解釈して蔵出しした次第です。
都会では薪ストーブを使う家庭などほとんどないでしょうが、
こちらでは冬の暖房としてまだ多くの家庭で使われています。
その燃料となる薪ですが、雪が融けて一年の仕事が始まる前の一仕事として、
各家のお父さんが雪の上で薪割りして、家の周りに積み上げておきます。
一夏かけて乾燥させ、秋に家の中に取り込み、冬の暖房の燃料に使います。
この薪を積み上げる場所や方法に、各家それぞれの形があって面白い。
うちは鉄線を組んだワイヤーメッシュで周囲を囲み、崩れを防いでいます。
これはmukuパパが考えたオリジナルな方法なのですが、本場北欧の関係本に
積み方の一方法として既に紹介されていました。やっぱり誰も考えるのね。
この本によると北欧では薪積みも文化とされ、積み方で人の性格を見るらしい。
”崩れるような積み方をする男に娘を嫁にやるな!” ということです。
まぁ、こっちはどうでもいいけどね。
久しぶりに雪の景色を見たら、酷暑でもこの夏を楽しもうという気になりました。
森林組合から原木の入荷 今年は不在時だったので、これだけ一昨年の写真です。
今年購入した1単位。
チェンソーで原木の玉切り。
お馴染みの薪割りです。
薪割りが完了しました。
ワイヤーメッシュで囲んだ中に薪積みです。
雨除けの屋根を乗せて薪棚の完成
ご近所のお宅の薪棚です。
徳網集落の景色が変わった! [暮らし]
今月の初め頃から家の前を、森林組合の木材運搬車が頻繁に通っていました。
うっかり、林道の奥にある杉林を伐採して杉材を運び出しているんだろうとばかり
思っていたんですけどね。特に用もないので家より奥には行くことがなかったんですよ。
それが先日集落に入ってびっくり!集落裏山の杉林がすっかりなくなっていました。
村の山持ちの家の間で杉を売るという話が決まり、まとまった数量が出たので、
森林組合が最新の機械を投入して、大規模な伐採作業が始まったらしい。
この最新の機械というのが凄いです。前に映像で見たけど実際に見たのは初めて。
立木を掴んで根元を切り、横に寝かせ持つと杉を前後に動かして枝を払う。
そして所定の長さに切断して積み上げる。これを1台の機械であっという間にこなす。
積み上げた杉はキャタピラーの台車で道路横まで運び、運搬車に乗せ換える。
杉材の吊り上げ・下ろしは玉掛ワイヤなど使わず、重機の鉤爪でむんずと掴みあげる。
実にシステマチックに作業が進んでいきます。与作の”ヘイヘイホー”なんて暇はない。
杉林の消えた山はカラリとして、かなり明るくなった印象があります。
山の神の参道の杉もなくなったのは残念だけど、新しい徳網の景色が始まるのでしょう。
今シーズンは山の杉林だけど、来シーズンは川側に点在する杉林も伐採するそうです。
屋根の雪下ろし 2023 [暮らし]
天気予報では今週の火曜日から強い寒気が来て、大荒れになるようです。
うちの北側の屋根が気になっていたので、雪下ろしをすることにしました。
ご覧のように、屋根と地表が雪でつながっています。
このつながった部分の内側は、雪ではなくて硬い氷なんですよ。
屋根の表面で一度融けた雪が氷になって、少しずつ滑り落ちてきました。
そのため地表部の雪面が下がると、引っ張られて軒先に下向きの力がかかります。
さらに雪が積もると、軒先に大きな力がかかりちょっと危ない。
それで大雪の前に雪下ろしをすることにしました。
ここの雪下ろしは屋根に登らなくても、雪が自分から落ちてくれます。
前に何度か記事にしていて、ご覧になった方もいるかと思います。
屋根から落ちる危険はないのですが、逃げ遅れると雪に埋まる危険はあります。
離れた場所から細長い丸太棒で支えの氷を突くと、一気に滑り落ちてきます。
まぁ、その瞬間に快感があって、なんか楽しいんですけどね。
前はもっと積もるまで待ったし、雪に埋もれたままのシーズンもあったのですが、
このcabinも築30年近く経って、何の手入れをしない訳にもいかなくなりました。
地表と屋根が雪でつながっています。
雪の内面は硬い氷になり、少しずつ滑り落ちています。
雪の表面を削り、足元も平らに均します。
更に氷が出るまで表面を削ります。
氷を突いて壊すと、屋根の雪が一気に滑り落ちます。
ミッション完了
停電復旧とその後の大雪 [暮らし]
報告が遅くなりましたが、もちろん樋倉・徳網の停電は復旧しました。
”りふれ”から徳網大停電の記事を投稿した21日の夜の午後10時42分、電気復旧。
じつに70時間、約3日間の停電生活でした。
21日も日が暮れ、また電気のない夜を覚悟した午後7時半過ぎでしたが、
表に車のヘッドライトが交錯し、なにか騒がしい。外に出てみると
高所作業車5台を擁する復旧部隊が到着して、作業が始まりました。
聞くと朝から5現場を終わらせて来たとのことで、これからまた、
氷点下の暗闇の中で仕事をする気力に、驚くと同時に感謝でいっぱいです。
とにかく電気が点いた時はホッとしました。山暮らしでも電気は欠かせません。
その後も大雪は続きまして、ブランコを吊っていた胡桃の大枝が折れてしまいました。
更には折れた杉の枝が引き込み電線を直撃し、電気メーターが宙ぶらりんです。
久しぶりの大雪にバタバタしている2022年の暮であります。
夜の8時から切断した電線の復旧作業が始まりました。
更には24日の朝も大雪になっていました。
外に出る通路が雪に埋まっています。
道路手前は雪の壁になっています。
やっと壁の除雪を終えて車を外に出せます。
次にベランダの除雪をしていたら、折れた杉枝が我が家の引き込み電線を直撃。
あ~ららrrr 電気メーターが宙吊り!
ブランコを吊っていた胡桃の大枝も折れてしまいました。
徳網大停電なう! [暮らし]
なう・・ はもう古いよなぁ。
徳網集落の停電はまだ続いています。今22日15時。発生から62時間、2.5日以上。
昨日、東北電力が現場を見に来たけど、まだ工事が始まる気配はまったくない。
”おい、ダイジョーブかよ。なんとか頼むよー。” といった話は後にして・・。
19日の朝、外を眺めたら、ちょっと異様というか異妖な雰囲気がありました。
大雪には慣れているのですが、普段の大雪とはちょっと景色が違う。
なぜか糊が混ざったように凄く粘り気がある雪なのね。
それが木々の枝にびっしりと張り付いています。
普段なら枝がしなると雪が振り落とされて元に戻るけれど、今回のは落ちない。
だから目いっぱい垂れたままになって、その姿は妖怪の雰囲気を漂わせています。
空に向かってまっすぐに伸びている杉の頭頂が、四方に垂れるのを見るのも初めてです。
この雪のせいで今回は、各地で倒木が発生しているようです。
緊急報告 徳網停電! [暮らし]
昨夜ネット配信で、サッカーのW杯決勝を見ていたら、突然停電に
なってしまいましてね。それからいつまでたっても復旧しない。
仕方ないので携帯ラジオで最後まで聴いて、そのまま寝てしまいました。
今朝になっても復旧しない上、スマホも電話も使えない。
お隣に様子を聞きに行ったら、なんと家の前の電線が切断されていました。
原因はここか! 雪の重みで木の枝が折れて、そのまま電線を切断したらしい。
部落長が下まで行って関係機関に連絡をとったけれど、小国各地で同じような
被害があって、ここまで復旧に来るのにしばらく時間がかかるそうです。
”しばらく”って、きっと何時間の単位じゃなく何日の単位だと思う・・。
今、”りふれ”のロビーに来て、この記事を投稿しているんですけどね。
ここに来るまでにも何か所も、木の枝が引っかかっていました。
状況が変わるようだったら、また報告します。
冬支度が終わった! 2022 [暮らし]
気象情報によると、今夜から東北の日本海側は大荒れになり、
特に山間部では猛吹雪の大雪になる恐れがあるということです。
ということで、朝から頑張ってギリギリで冬支度を終わらせました。もう、完璧!
鬱々とした気分もスッキリして、天気とは逆に晴れ晴れした気持ちになりました。
もっと早く、せめて11月のうちに終わらせておけば良かったのにねぇ。
考えればこちらに来た20年ほど前から、毎年暗い気分を繰り返してきました。
更に遡れば、小学校の夏休みの宿題から続く伝統、じゃなくて習慣です。
何十年も続いた習慣だもの、これから変えようとしても変わるとは思えない。
もし何かあったら、土壇場まで動かない奴だったと想い出してやって下さい。
”他所の家の冬支度なんて興味ないよ” なんて方も多いでしょうが、
このブログは我が家の記録も兼ねているので、ご容赦願います。
あー、それと今回、ぜひ記しておきたい事があるので余談ながら・・。
この夏の大雨で起きた土石流で、雪囲いの資材(特に木材)の多くが流されるか、
土石の下に埋もれてしまいました。仕方ないので最小限の必要数量は購入した
のですが、それがあなた、前と比べて値段が2倍以上になっているのよ。
驚いちゃった。年金生活者には想定外の出費が身に応えます。