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山と雲 2022(1)大規模林道から [自然]

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このところ、猛暑も収まって過ごし易くなってきました。ま、雨が多いようですが。
2022年の夏も終わりますね。今年の夏の出来事は、今月3日の大雨災害に尽きます。
3日以前の出来事は頭から消え、以降はバタバタしたまま過ぎてしまいました。
夏を過ごしたという感覚がどうも湧きません。

写真フォルダーを見返したら、夏山と雲の記事を準備していたのを思い出しました。
ブログの記事に向けた写真が残っているので、これを紹介しちゃうことにします。
在庫一掃なんて感じもなくはないけど、中に大規模林道からの画像があります。

この大規模林道は隣の石滝集落から長井市に向けた山岳道路、スーパー林道です。
ただ、自然保護のため、10㎞ほど進んだところで建設中止となりました。
mukuパパがこちらに来る何年も前の話です。終点は故郷の森として整備されました。
広大なブナの森を一望できる素晴らしい場所で、画像を度々ブログに載せています。
でも一般には周知されなくて、地元の人の山菜採りと春熊猟に使われるくらい。
それとmukuパパの写真撮りね。今回もその林道から撮った画像です。

その林道が今回の大雨で崩れて、通行不能となってしまったんですよ。
かなり大規模な被災で、もう復旧は不可能みたい。建設中止の道路だもの。
お気に入りのロケ地がひとつ消えました。残念ですが、この写真が最後の画像です。


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ジンゴロウ沢の復旧 [暮らし]

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そんな状況で家に戻った後、被害の様子を撮っていたら、復旧した樋倉橋を通って、
ホイールローダーがやって来ました。道路上の土石を左右に振り分け、山にして、
路面を開いていく。でもね、車が通れるようになったらすぐ他所に行こうとするの。
”ちょっと、うちの車を中に入れるようにしてくれないかなぁ”
”今は道を通れるようにするだけ、後から積み込みに来るから。他からも急がされてるの”
まぁ、入れるようになっても、水の中に車を止めてもおけないから了承したんですがね。
後から来た村の人が、”あのねぇ、役場に任せてたら、いつになるかわからないよ” だって。

で、翌朝になってびっくり! 村の人たちがスコップと重機を持って来てくれてるの。
重機は個人の機械を手配してくれるし、オペレーターはこちらには何人もいます。
(ちなみにmukuパパも操作できます。頭で操作レバーを動かすから仕事にならないけど)
都会ではこんな状況は考えられない。農村・山村ならではの展開となりました。

そんなことで、一日で家の前の土石は片付き、ジンゴロウ沢も復旧しました。
家の周りやベランダの土砂も運搬車で運び出しました。生活も戻せます。
ただ、土石で埋まってしまったジンゴロウ沢は、元の姿には戻せません。
こちらに来て17年、少しづつ植樹し、美石を並べ、手を加えた沢が石ころだらけです。
自慢のカタクリ、ヤマユリ、ウルイ、タマガワホトトギス、野草はみんな消えました。
小さな瀬や滝、静かな水面に射す光や緑の影もありません。
時が経つにつれて、なんと大きなものを失ったかと悲しみを増しています。

残念ではありますが、仕方ありません。また少しずつ手を加えていきます。
取り敢えず最初の仕事として、”ごはん” の水飲み場を作ったのですが、
水の中に石を並べていたら、手の先を岩魚が何尾も登っていくんですよ。
10~20㎝くらいの小さな岩魚たちでしたが、ちょっと嬉しくなりました。


ホイールローダーが来て道路は開通したけど、家の前は土石の山です。
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翌朝村の人たちが来てくれて、家の前の土石を片付けました。
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次に道路横断の導水路を掘り出しました。
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前のジンゴロウ沢の沢筋に沿って溝を掘り、通水。
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溝を掘るのに支障となる植樹木は伐採されました。
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ベランダ下への水の流れは止まりました。
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運搬車で家の周囲やベランダの土砂を運び出しました。
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家の前の土石を片付けたので、車を入れられます。
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最初に”ごはん”の水飲み場を作りました。
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ジンゴロウ沢の土石流 [暮らし]

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5日の朝、前夜に仮復旧が終わった樋倉橋の陥没箇所を通って徳網に入りました。
家の手前50mほどから、道路上は石ころだらけになり、車は入れない。
車を置いて歩いていくと、家の前から大量の水が流れ出ていて嫌な予感。
ジンゴロウ沢の流れが変わって、沢水がベランダの下に流れ込んでいました。
車置き場が沢になってる!””どうなっちゃうんだ、コレ” 軽いめまいが・・ 

気を取り直して家の中に入って点検すると、幸いなことに電気は問題なく点くし、
泥水が入った様子もない。取り敢えず生活に支障はないようです。
地階部分は窓を破って泥水が多少流れ込んだようですが、作業倉庫なので問題ない。
ただ、沢の水を取り込む黒ホースが酷い状況で、至急直さないと水が使えません。

ジンゴロウ沢の上流を点検すると、沢幅が3倍にもなっていました。
幸いにも土石流が左岸側に抜けたため、家への直撃は免れたようです。
とはいえ、ここに住む大きな理由であり、喜びでもあったジンゴロウ沢が
一夜で姿を変えてしまったことは、残念でなりません。とても悲しい。


家の前の道路上には土石が堆積していました。
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車置き場の奥から沢水が流れてくる。
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ここで流れが変わって、沢水はベランダの下に。
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ジンゴロウ沢上流部は川幅が3倍にもなっていました。
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以前に流れていた沢筋は、土石で埋まってしまいました。
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左岸側に土石流の本流が流れたようです。
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家に向かった分流が、ベランダに土石を残しました。
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窓を破って地階にも流れ込みました。
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緊迫の五味沢 [暮らし]

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小国町が孤立した”大雨特別警報”の出た今月3日から2週間になります。
小国町だけでなく徳網集落も孤立し、我が家も大きな被害を受けました。
mukuパパにとってショッキングな災害でしたが、やっと落ち着いてきました。

朝から雨のあの日、昼過ぎに小国町の防災ラジオが、高齢者避難指示を伝えましてね、
”俺も高齢者かな?”と思いながらジンゴロウ沢の様子を見ると、満杯に増水している。
天気予報では夜まで大雨が続くとあり、ちょっとヤバいかと避難することにしました。

避難所は町の方に8kmほど下った太鼓沢の旧北部小学校体育館で、そこまでの途中は、
山からの水が道路に流れ、用水や沢の水も溢れていて、初めて経験する異様な雰囲気。
途中”りふれ”に寄ったら庭の水路が、驚くほどの満水で流れているんですよ。
結局、夜になって越流して泥水がボイラー室に流れ込み、必死で排水したそうです。
また、出戸集落では用水路が溢れ消防団が出動し、土のうを積んで警戒していました。
そんな状況を撮影しながら、避難所に着いた時はまだ余裕があったのですけどね。

避難所には数家族が来ましたが、夜になって状況が良くなると皆帰ってしまいました。
広い体育館に一人だけも辛いので、こちらも様子を見に家に戻ることにしました。
ところが、家の手前から道路は水が流れ、大石小石が積み重なってとても走れない。
慌てて引き返すと、低地で急に溢れた冠水に突っ込んで危うくエンストの事態に。
翌朝には樋倉橋の手前で道路陥没が発生と、危機一髪の状況が続くことになりました。

樋倉橋の道路陥没は4日の夜までに応急復旧が終わり、5日の朝にブルドーザーが入り
家の前の土石流を除けて通れるようになったのですが、それまで樋倉・徳網集落は
孤立状態になってしまいました。mukuパパも”りふれ”に足止めです。


ジンゴロウ沢の増水
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荒川本流・樋倉橋の増水
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道路に山からの水が流れていました。
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こちらでは田んぼの用水路が溢れていました。
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五味沢も溢れています。
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”りふれ”の庭を流れる水路も満杯です。
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道路冠水
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出戸集落の道路冠水
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荒川本流の増水
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出戸集落の出水と消防団の出動
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一人で泊まった体育館の避難所
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4日朝に発生した樋倉橋前の道路陥没現場
4日夜に仮復旧して、5日に土石除去するまで樋倉・徳網集落は孤立しました。
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