徳網集落の景色が変わった! [暮らし]
今月の初め頃から家の前を、森林組合の木材運搬車が頻繁に通っていました。
うっかり、林道の奥にある杉林を伐採して杉材を運び出しているんだろうとばかり
思っていたんですけどね。特に用もないので家より奥には行くことがなかったんですよ。
それが先日集落に入ってびっくり!集落裏山の杉林がすっかりなくなっていました。
村の山持ちの家の間で杉を売るという話が決まり、まとまった数量が出たので、
森林組合が最新の機械を投入して、大規模な伐採作業が始まったらしい。
この最新の機械というのが凄いです。前に映像で見たけど実際に見たのは初めて。
立木を掴んで根元を切り、横に寝かせ持つと杉を前後に動かして枝を払う。
そして所定の長さに切断して積み上げる。これを1台の機械であっという間にこなす。
積み上げた杉はキャタピラーの台車で道路横まで運び、運搬車に乗せ換える。
杉材の吊り上げ・下ろしは玉掛ワイヤなど使わず、重機の鉤爪でむんずと掴みあげる。
実にシステマチックに作業が進んでいきます。与作の”ヘイヘイホー”なんて暇はない。
杉林の消えた山はカラリとして、かなり明るくなった印象があります。
山の神の参道の杉もなくなったのは残念だけど、新しい徳網の景色が始まるのでしょう。
今シーズンは山の杉林だけど、来シーズンは川側に点在する杉林も伐採するそうです。
朝霧の五味沢 2023 [自然]
3月も終わり近くになって、さすがに五味沢も春らしくなってきました。
だけど雪が消えないことには春とも言えない。積雪はかなり少なくなりましたが。
それに寒波が戻って来たとかで、朝の気温がぐんと低くなる日があります。
そんな日はよく、雪原の上を霧が漂う景色が見られます。
先日そんな日がありましてね。普段なら布団に潜っているのですが、
朝早くの用事があって、霧を掻き分けるように車で出掛けました。
なかなか素敵な景色で、時々車を停めてカメラに収めることができました。
おかげでブログのネタになったので、”早起きは三文の徳”ってことですね。
だけどこの三文の徳って、ずいぶん大昔から続く古いフレーズですね。
つい口に出てしまうけど、これに替わる言い方が思い浮かばない。
今の若い人は何と言うんだろう? 言うの聞いたことがない。
まぁ、こんな言葉を口にすること事態が爺じいなのかも・・。
春の気配 と なごり雪 [自然]
明るい陽射に雪解けも進んでいます。
東京では14日に桜の開花宣言が出ましたね。観測史上1位タイの早さだったとか。
もちろん、こちらはまだ雪に覆われ、花の気配など微塵もありません。
でも陽射しが長くなって、少し春めいてきました。
というのが、今回予定のブログ記事だったのですが、今朝はなんと朝から雪でした。
(えーと、この記事は18日に書いてます。うっかり日付けが変わってしまった。)
これ東京だったら”なごり雪”と呼ばれて、幾分の微笑みで迎えられるのでしょうが
こちらでは ”何だよ、まだ降るのかよ” と舌打ちされています。少なくともうちでは。
だいたいこちらはまだ春になってないもの。
落ちては溶けるどころか、どんどん積もっていく、ふてぶてしさがあります。
でも、夕方には止んで道路には残らなかったのは幸いでした。
ま、雪に当たっても仕方ないのですが、ブログには春の気配と今日の雪を載せました。
今日の夕方に森林組合に注文していたパルプ薪が入りました。
長さ2.1m、太さ30㎝前後のナラの原木が17本入ってました。これを玉切りにして、
薪割りをして一夏乾燥させます。これが最小単位の1杯で、税込み¥18,700円。
ご近所はどこも3杯注文するようですが、うちは今シーズンのが少し余りそうなので、
節約して1杯。諸物価値上げで経済的な問題もあるし。 高いか安いかご参考までに。
今日は朝から雪になりました。
3月の土曜日とあって、白太郎山への登山者も来ています。
ここから登って行ったのですが、今日は何にも見えないだろうな。
”りふれ” の周辺で撮ってきました。
森林組合に注文していた、来シーズン用のパルプ薪(楢材)が入荷しました。
第25回 雪の学校(4年ぶりに開催!)(2) [イベント]
二日目は”りふれ”の玄関前に集合。
二日目は毎回お馴染みの”尻滑り”。雪の学校の修了試験です。
卒業試験じゃないのね。卒業しちゃうと、次に来てくれなくなるからだそうです。
試験会場は”りふれ”の裏にある”ワラビ山”。本来は五味沢集落の共有地でワラビ園です。
冬の間はここは絶好なゲレンデとなり、尻滑りの為にあるような山だといつも思います。
村の共有地なのでスキー・スノボは出来ません。雪の学校の尻滑りだけ。
不思議なことにmukuパパが参加した時はいつも快晴になるようです。
青空でなかった時の記憶がありません。この日も雲一つない青空でした。
この試験に合格すれば、この後の閉校式で名前の入った修了証書がもらえます。
まぁ、いままでもらえなかった人がいたという記憶もないんですけどね。
来年はぜひ皆さんも入校して、修了証書を受け取ってください。
天気が良くて気分も良く、山の上でバチバチ撮っていたら電池がなくなってしまいました。
残念ですが閉校式の写真がありません。すみません。
皆さん”かんじき”の履き方もマスターしたようです。
修了試験に臨み、”りふれ”を出発。
”かじか橋”を渡って正面のワラビ山山頂に向かいます。
”かじか橋”の上から撮りました。雲一つない青空でした。
コース最大の難所、杉林の中を登ります。
頂上目指して出発です。
ここが本当の頂上です。
いよいよ修了試験。頂上からの尻滑りです。
一度滑り終わると、そこから更に2回目の試験。
ここで、カメラの電池がなくなってしまいました。すみません。
山から下りて、”りふれ餅”で休憩し、全員に修了証書が渡されて終了となりました。
おわり
第25回 雪の学校(4年ぶりに開催!)(1) [イベント]
一昨日と昨日、実に4年ぶりに五味沢の”雪の学校”が開かれました。
新型コロナが罪深いことの一つは、昔からのイベントが一切開けなかったことです。
日本中どこも同じでしょうが、五味沢でもこの3年間イベントはすべて中止で、
継続できるのか心配でしたが、関係の方々のご尽力で無事開くことができました。
お客様もお馴染みの方々や初めての方、合わせて34名もいらっしゃいました。
このブログでも毎年取材していたのですが、この3年間は記事にできず、
新しい読者の方は、五味沢の雪の学校を始めて聞いたことと思います。”雪の学校”は
約30年前に村に宿泊施設”りふれ”が出来た時、冬にもお客様に来ていただこうと、
村の有志が先頭に立ち、村ぐるみで始めたイベントです。3月一週目の土・日に
”りふれ”や村の民宿に一泊して、雪と楽しく遊んでいただく企画を用意しています。
巻頭に時間割り(日程表)を載せました。時間割に沿って写真を並べています。
一緒に雪の学校を楽しんでください。
久しぶりに張り切ったので写真が多過ぎる。今回は一日目の様子です。
開校式 校長あいさつ
教務主任 入山の注意
”りふれ”玄関前で記念写真
1時間目 徳網山ハイキング
mukuパパは当日体調の悪い方のお世話に回り、一緒に麓に残りました。
それで山の画像はありません。朝日連峰が遠望出来る所まで登ったそうです。
火まつりの準備
山の神 特別出張
雪灯籠に点火
2時間目 火まつり
3時間目 交流会(夕食)
この交流会が楽しみで参加される方が大勢います。
2時間後にはあちこちに談笑の車座ができています。
古き昔の宴席の状況が残っているとご想像ください。撮影不可。
二日目につづく
白太郎山登山・遭難防止 [山]
先日、小国警察署のほうから連絡がありましてね。
最近、白太郎山への登山者が多いので、遭難防止のポスターを貼るのにご協力願いたい
というのね。だけどポスターを貼るところなんてないし、状況のイメージも湧かない。
でもまぁ、協力するのにやぶさかではない旨、応えました。
翌日、雪の降り続く底冷えのする日でしたが、2人のお巡りさんが来て、
ポスターを取り出し、”このポスターを貼らせて欲しいのですが・・”
”でも貼るところがないでしょう?” ”あの立木がいいんじゃないかと・・”
ちょっと不安が頭をよぎりましたが、既にかんじきを手にして用意は整っていました。
正直言って、看板やポスターをペタペタ貼るのはあまり好きじゃありません。
もちろん危険個所を表示したり、案内板を設置するのは必要ですが、
一般的な注意を貼ってもあまり効果はないと思うし、誰も読まないんじゃないかしら。
それより目障りになることが多い気がします。特にこんな自然の中では。
そんな嫌なら断ればいいのですが、お願いされたら断れないタイプなの。
自分が関係している所を多くの人に知られるのは嬉しいし、自慢もしているのですが、
人が集まるようになれば、そのままではいられなくなるな、と改めて思いましたね。
まぁ、とにかく遭難だけはしないように注意してくださいね。