小国三連トンネルの紅葉 [おぐに名所]
三連トンネルの手前に山の神の祠がありました
今まで忙しくしていたら11月も中旬に差し掛かり、紅葉も終盤に入ってしまいました。
いつまでも更新を延ばしていたので、せっかく撮った写真が使えなくなりそう。
すみませんがもう一度、小国の紅葉にお付き合いください。
小国を東西に横断する国道113号線は、昔は渓谷の崖に沿って走っていました。
こんな道では横断に何時間もかかりそう。小国が山の中の孤島だったと分かります。
今は幾つものトンネルで真直ぐに整備され、車で30分もあれば横断できます。
町の西方の赤芝狭には横根トンネルが出来て、旧道が遊歩道として整備されています。
この赤芝狭は以前に紹介したので、今回は町の東方にある渓谷を見てきました。
東側は町寄りから、子子見トンネル・綱取トンネル・弁当沢トンネルの三連トンネルです。
どれも200m程の長さのトンネルで、100m程の間隔で一直線に並んでいるのが面白い。
ただ、旧道はまったく整備されずにそのまま放っぽかれています。
子子見トンネル部分の旧道は道がないし、綱取トンネル部分の旧道は一部崩れて
道幅が1mもない所があります。落ちれば川面まで30mはある絶壁よ。
普通なら立入禁止だろうけどそんな処置は一切ない。まぁそういうほうが好きだけどね。
弁当沢トンネル部分の旧道は歩きやすく残っていて、反対側の入り口まで行けました。
渓谷の紅葉を眺めながら旧道歩き、隠れたビューポイントもあって楽しかったですよ。
子子見(こごみ)トンネル
綱取(つなとり)トンネル
弁当沢(べんとうさわ)トンネル
写真の綱取トンネルの左方に旧道が残っています。
写真の弁当沢トンネルの右方に旧道が残っています。
雪の小国、街中散歩(3) 2023 [おぐに名所]
昨日・今日は全国的に高気圧に覆われたとかで、小国も穏やかな天気になりました。
雲の間から、時折り青空も覗いていました。
連休とあって、裏の白太郎山に登る人も何組かいたようです。
今年は正月の2日から登山者が来て、その後もポツリポツリと来ています。
去年までは晴れる日の多い、3月がほとんどだったのですけどね。
しかし雪質だったら2月のほうがずっといい。
気象情報を調べて好天になるようだったら、2月をお勧めします。
でもこちらの2月は真冬ですからねぇ。うまく土日の好天は望めないかな。
えーと、今回の画像は小国のメインストリートです。駅に戻ってきました。
他の街からは遠く離れた、こぢんまりとまとまった街であります。
駅の米沢寄りの踏切から眺めた駅舎がお気に入りなので、ついでに撮ってきました。
ご承知のように昨夏の水害で、現在、米坂線は小国を含む区間が不通になっています。
線路は雪に埋まり、ポツンと雪原の中の駅舎となっておりました。
米沢寄りの踏切から駅を撮ってきました。雪原の中の駅舎です。
おわり
雪の小国、街中散歩(2) 2023 [おぐに名所]
今日の東京方面は雪になったとラジオで報道されていましたが、如何でしょうか。
東京での雪の様子はすぐに思い浮かびます。ちょっと懐かしい気分にもなります。
家の前が緩い坂道で、スコップで除雪するのですが、雪の置き場に苦労しました。
それと車の運転ですね。こちらでは雪道をノーマルタイヤで走るなんて、とても
考えられませんが、東京では年に1,2回の雪の為に冬タイヤなど用意していません。
慎重な運転を心掛けましたが、車の密度も高くて、今思えば背中が寒くなります。
今はきっと走れないでしょう。皆様もどうかご注意ください。
こちらは冬特有の暗い曇り空がずっと続いて、雪が降ったり止んだりの毎日です。
写真のような青空はしばらく見ていません。だからというのではないのですが、
昨日は宮城県に行ってきました。
町境の宇津峠を越えて隣の南陽市に入ったら陽射しが出て、
更に蔵王を越えて宮城県では雪は消えていました。
町の中の雪はここに集められて、春の光で荒川の流れに変わります。
町の中の雪は除雪車でダンプに積み込まれます。
小国町の役場です。
いつもお世話になっている、小国警察署。あー、悪いことはしていませんよ。
つづく
雪の小国、街中散歩(1) 2023 [おぐに名所]
先週、小国の街中に出かけた折、珍しく青空に当たりました。
見慣れた小国の街ですが、陽の光に映える雪景色がとても新鮮でした。
用事が終って時間もあったので、カメラを持って街中を一周してきました。
小さい町なので小国を知っている方は、歩いたルートもすぐに分るでしょうが、
ほとんどの方は小国が何処にあるかも知らないでしょうね。
地図を載せてルートを示せればいいのですが、そんな知識も技量もありません。
すみませんが興味があったら、地図アプリで小国の市街図を開いて眺めてください。
小国駅前から米坂線に沿って新潟方面に向かい、途中左に折れて橋を渡り、その先の
町役場を左に曲がって町の中心に進んで駅まで戻る、反時計回りのルートです。
他にも紹介したい場所はあるのですが、機会があったらということで。
雪国にある小さな町の雪景色です。
つづく
小国ジャングルクルーズ [おぐに名所]
昨年の暮れに、荒川の一部左岸に沿って河川管理用の新しい道路が出来ました。
その時、このブログで記事にしたので良かったら見てください。
冬の間は雪で閉鎖されていてすっかり忘れていたのですが、
町からの帰りに目に留まって、また走ってみる気になりました。
河川管理用道路といっても一般車も可のようで、注意看板など何もありません。
でも入ってみてびっくり、道の両側に雑草が生い茂り、道の上にも被さっています。
これ何処かで見た感じがあると思ったら、あ! テーマパークのジャングルクルーズだ!
周囲はワイルドだけど、通路はつまずかぬようしっかり整備されているパターンね。
ま、楽チンに入れるのはありがたい。雑草を掻き分けて走ってきました。
ところが道の真ん中、新しいアスファルトの上にも、もう草が生えているんですよ。
どうやって養分を摂っているんだろう。アスファルトの害毒はないのかな? 凄いね!
道路にもう草が生えている!それもど真ん中!
”アスファルトに咲く花(草だけど)のように・・” なんて歌があったような・・
数か所の道路上にはクルミも落ちていました。
採取にはまだ早い。二百十日を過ぎてからです。
古びた水門と堰の清流。
木々の間から臨める荒川本流
出口近くになって道路上に立て看が・・
”何だよ、迂回路なんてないじゃん!” 結局Uターンして入り口まで戻りました。
終わり
小国町のご紹介 [おぐに名所]
このブログを始めて15年ほど経ちますが、小国の自然の素晴らしさを強調するあまり、
町の中はほとんど記事にしていません。今回、町の様子を初めてご紹介します。
”それはいいけど何で、暮も押し詰まった、しかも大雪になった今なんだ?”
とのご質問もあるかと思いますが、それはまぁ、”成り行き”です。
御存知のように、数年に一度の寒波が押し寄せて、日本海側は大雪になっています。
ラジオでは不要不急の外出は控えるよう、盛んに呼びかけています。
運転していても雪が吹き付けて、前は見えず、路面と両脇の雪山の境も真っ白。
小国でも、いつ立ち往生してもおかしくない、危険な状況となっています。
今回は当初、アイスクリームを買いに行くという大事な理由で家を出たのですが、
雪の状況は、一般的には不要不急と見なされかねないと大慌てで言い訳を考えました。
で、小国の街を取材するのは意味があると考え、急遽手元のカメラが役立ったわけです。
ま、次回はもっと穏当な時節を選んでご紹介したいと思います、はい。
今回は、というか今年はこれでおしまいかな?
年末に向けてやることがいっぱいあるんだよねえ・・・。
というわけで、ちょっと早いけど、皆様よいお年を。
(最後部は無断でコピペさせていただきました。徒然さん、ご容赦を。)
小国町のシンボル? 米坂線 小国駅
東側踏切から見た ”哀愁の小国駅”
その踏切にやって来た除雪機関車
踏切の隣の、あまり縁のない置賜森林管理署庁舎
薪の購入やチェンソー、草刈り機の修理で縁のある森林組合
小国町役場の隣の、いつもお世話になる小国警察署。犯罪関係ではありません。
小国警察署の隣のコンビニ。うちから一番近い、車で30分かかるコンビニ。
街の中心にあるスーパー、アスモ
小国駅前からのメインストリート
小国駅向かいの小国郵便局
メインストリートを除雪車が通る
小国町のセカンドストリート
最近やたら通うようになった小国町町立病院
小国町の生命線、国道113号
国道沿いの小国町道の駅
道の駅の隣の横根スキー場
”白い森” おぐに [おぐに名所]
小国では町のキャッチコピーとして、”白い森” を掲げています。
この”白い森”を全国ブランドにしようと、いろいろ戦略を進めているようです。
お暇でしたら、小国町のウェブサイトをご覧くださいね。
”白い森” 言葉のイメージとしても、ちょっといいでしょう?
小国の90%は森林で、その大部分が広大なブナの森です。
ある人に言わせると、かの”白神山地”よりも”よっぽど凄い!”そうですよ。
かの地に行ったことがないmukuパパは、何とも言えませんが。
そして、”白い”は、もちろん豪雪地帯の雪の白と、そしてブナの白です。
”なんでブナが白いんだ?” と思われるかもしれませんが、
これが本当に白いんですよ。
雪や白樺のような輝く白と違って、オフホワイトの白です。
光の加減によっては、森全体が底から光を放っているようで感動ものです。
今回写真を載せましたが、なんとも腕不足で今一不満が残ります。
でもまぁ、ブナが白いというのは、納得いただけたかな?
この白いブナの森が見られるのは、葉が広がる前の今の時期だけです。
ただ、残念ながら林道が閉鎖されている今は、一般の人は山に入れません。
mukuパパはちょっと理由があって入れるんですね。へへ・・すみません。
ま、青葉が広がるブナの森もとても素敵ですよ。コロナが終わったら一度おいで下さい。
ブナの木肌です。森の中ブナは光の加減で白く輝きます。
小国町では”白い森”のブランド化を進めています。
”ごはん” in 小国スキー場 [おぐに名所]
町の中心から3㎞ほど離れた国道の横に、小国の道の駅があります。
広い駐車場の奥は丘になっていて、町に来た時はワンコとよく散歩をします。
冬の間はそこがスキー場のゲレンデになるのね。
小国で唯一のスキー場で、正確には横根スキー場といいます。
先日町に出た時に、天気も良かったので久しぶりに散歩をしてきました。
”ゲレンデにワンコを入れていいのか!しかもノーリードで!”
などという御批判もあるでしょうが、だって、誰~れもいないんだもん。
向こうにスノボーのお兄さんが二人いて、互いに動画を撮っていましたが、
思いっきり派手なアクションをしていましたね。他に誰もいないから。
行った日が月曜ということがあったかもしれませんが、天気ドンピカ、
コース整備バッチシのゲレンデが無人なんて、ここだけじゃないかなぁ。
思いっきり練習したい人には、お勧めの穴場ですよ。
しかし、誰もいないのもねぇ。
いっそ、”全ゲレンデ、ペット開放!ペットと遊べるスキー場”ってことにしたら、
もっと人を呼べるんじゃないかなぁ。
スノーボードのハーフパイプのコースもあります。
平野歩夢くんの練習場として話題になりました。
紅葉の赤芝峡を散策する (2) [おぐに名所]
小国の生命線というか、外から小国に入るには国道113号線しかありません。
だから新潟側から小国に入る人はすべて赤芝峡を通ります。
新潟の関川村から紅葉の山々に入って20分程で小国に着きます。
到着前の5分間が赤芝峡の通過時間になります。
”磐梯朝日国立公園 赤芝峡” と書かれた看板が立った駐車場がありますが、
そこは遊歩道の入口ではありません。
もちろん、そこからも紅葉は眺められますが、車のビュンビュン通る
国道越しになります。ちっとも面白くない。
遊歩道はもっと手前にあるトンネルの前後です。看板もないの。
国道を急左折すれば駐車場なのですが、運転初心者には難しいかも。
景勝地として売り出すなら、もっとなんとかならんのかなー。
えーと、余談ですが、駐車場にある看板はmukuパパが建てたものです。
看板を作ったのは違うけど、会社の仕事で建てました。
さらに足元の石積みはmukuパパが積みました。いつも雑草に隠れて見えません。
えーこれが、その看板であります。
紅葉の赤芝峡を散策する (1) [おぐに名所]
小国町の観光案内を開くと、一番に出てくるのが”紅葉の赤芝峡”です。
でもねぇ、これ大昔に町を挙げて推した頃の名残りじゃないかと思っていました。
いつも車で通っているけど、わざわざ止まって眺めるほどのこともない。
だいたい、小国の中を走れば何処も紅葉の中のドライブになります。
小国の地形は縦長のサラダボウルのようだと前に書きました。
小国に降った雨水は中央に集まり、左(西)側の欠けた場所から隣の新潟県関川村へ、
そして日本海へと流れ出ます。この欠けた場所が赤芝峡なんですね。
両側に急峻な山が迫り、その山肌が見事な紅葉に染まります。
ただ、唯一開いた場所なので、その狭い場所に鉄道も国道も通っています。
車がビュンビュン走っている横なので、危なくてのんびり眺めてなんかいられない。
今回、事情があって国道の横にあった駐車場に車を入れたのですが、
そこは昔の国道で、そこから川に沿って遊歩道が整備されていました。
1,000m程の国道トンネルが出来た時、その部分の旧道が遊歩道になったようです。
良い機会なのでカメラを取り出して散策してきました。
国道は向かいの山の中を通って静かだし、勾配もなく足元は舗装されている。
ハイヒールでも紅葉を楽しめるのはここくらいじゃないかしら。
細かい雨でしたが、休日なのに数組のカップルに出会っただけでした。