クズ(葛)の花とハンゲショウ(半夏生・半化粧)の葉 [野草・花]
【お詫び:ハンゲショウと紹介した写真はマタタビの間違いでした。訂正します。】
梅雨が明けたと思ったら、すぐに真夏日が続いて、どうなってんだろねー?
そんな中、真夏に相応しいような派手な花を見つけました。
ご覧のように、赤、ピンク、紫、黄色で姿も派手な熱帯植物みたいな花。
よく見たら、ここらでは何処でも自生している蔓(つる)植物じゃないの!
毎年村の全員で共有地の草刈りをするのですが、いつも邪魔になる蔓です。
雑草を刈っても倒れないわ、回転刃に巻き付くわ、身体に絡まるわ、
作業しながら、いつも悪態をつく相手だけど、それがこんな花を咲かすとは・・
図鑑で調べたら葛(クズ)だとわかりました。根がくず粉になるあのクズです。
迷惑な隣人だと思っていたら、意外と有名人だったという感じでありますね。
図鑑でその葛を調べていたとき、半化粧の項目が目に止まりました。
あれ?これって病害虫を患った葉っぱじゃなかったの? そんなんじゃなく、
”夏至から11日目を半夏至(半夏生)。その頃に花が咲き、葉は白く化粧する。”
という植物だそうです。花は終わって葉だけが、白く残っていたようです。
ひも状の花の出る葉だけが白く変化して、花のない葉は変化しないそうです。
身近にあっても、知らないことはいくらでもある。というお話でありました。
クズ(葛)の花
クズが密生するこんな場所の草刈りは大変です。
白い葉は病害虫に侵された葉だと思っていました。