年賀 2020 [イベント]
明けましておめでとうございます。
予報では大晦日からの吹雪が続くなどとありましたが、
今朝は風もなく静かな元旦を迎えました。
午後からは雪になるようですけどね。
これから”りふれ”で催される、五味沢集落の新年会に出かけます。
毎年元旦に集落の新年会が開かれ、各家の戸主が集まって挨拶を交わします。
地方ではどこでも開かれるようですが、最初に聞いた時にはびっくりしちゃった。
家に帰った夕方から寝込むのが、下戸のmukuパパの恒例行事です。
ま、本年もよろしくお願いいたします。
山形県安全狩猟ライフル・スラッグ射撃大会 2019 [イベント]
本日、小国町猟友会射撃場にて上記タイトルの競技会が開催されました。
”ちょっと手伝ってくれ”とのお声がかかり、スタッフとして行って参りました。
もちろんスタッフと言っても、運営とか進行といった知的な部門ではなく、
射撃終了後の標的を回収して審判室に届けるといった、肉体作業的部門ですけどね。
このブログをご覧の方は、鉄砲などには縁も関心もない方がほとんどだと思います。
皆さんの後学のためにとも思い(ならないな、たぶん)その様子をご紹介します。
銃はその使用について、公安委員会から、狩猟、有害鳥獣駆除、標的射撃、のみ
許可されており、その標的射撃には最近TV番組でお馴染みになったクレー射撃と
今回のライフル射撃があります・・
なんて説明始めたら終わりが見えないし、それほど知識があるわけもありません。
ま、画像で、こんな世界もあるんだと思ってご覧ください。
近年、住宅地に熊やイノシシが出て、警察や地元猟友会のメンバーが出動した
なんてニュースがよく出てきます。その猟友会のメンバーがこの方々です。
こういった競技会で腕を磨いているわけであります。
山形県の各支部から選抜された精鋭が集まって開会式です。
それぞれの支部がテントを張って待機します。
優勝杯と成績結果表
一人5分の持ち時間の中で10発発射したあとの標的です。
7点×2、8点×1、9点×4、10点×3、合計88点 になります(・・だと思う)。
今回100点も出ました。
成績結果を見つめます。
入賞者に表彰状の授与。
小国町猟友会射撃場
奥の数字の下に標的がセットされます。
4台の射台があります。
1番射台から50m先の標的位置を見る。
標的下にある作業ピットに続くトンネル。
今日は徳網集落のお祭りでした [イベント]
都会で暮らしていると分からないのですが、日本ではどんな小さな集落にも、
氏神様を祭る小さな祠(ほこら)が建てられているんですね。
特に小国の集落には必ずあります。3軒しかない集落にも建てられていましたよ。
我が徳網集落にも当然あります。今日はそのお祭りでした。
大きな地区で大勢の住民がいれば、神輿が出るとか華やかになるのでしょうが、
小さな集落ではささやかなものです。でも、祭りの原点のような気がします。
毎年続けられている徳網のお祭りの様子をご紹介します。
朝6時に各家のお父さんが祠の前に集合します。
手分けして参道や祠の中を掃き清めます。
前の年の古い飾りなどを集めて燃やしました。
清掃を終えた祠と参道です。
去年、幟幟(のぼり)を立てる旗竿が倒れたので再建を相談しています。
公民館で宮司さんに、祝詞をあげていただきます。
皆で祠に向かい、お神酒と供物を供えた後、祠の中でいただきます。
御神木の大杉の前にも、お神酒と供物を供えました。
この後は公民館で、お母さんたちが用意した御馳走を皆でいただくのですが、
静かな秋のまったりとした時間を、お喋りしながら過ごすのはいいものですよ。
夏休み水生生物生態調査 2019 [イベント]
夏休みの一日、五味沢では小学生の協力を得て、水生生物の調査をしています。
田んぼの水路の場所を決めて、どんな生物が棲んでいるか調べるんですけどね。
毎年、子供たちに集まってもらって、もう6年ほど続いています。
mukuパパも途中からスタッフとしてお手伝いしているのですが、
なにせ都会育ちなもので、こういったフィールド作業の経験がない。
地元の悪ガキ・・じゃない、小学生の方が余程俊敏に要領よく捕まえますね。
すくった網に入っている生物をすべて拾い出して容器にいれます。
ヤマメ、イワナ、モリアオガエル、ヤゴ、トビケラ、ミズスマシ、カワニナ・・
まぁ、いろんな生物がいるもので、mukuパパの方がたいへん勉強になっちゃう。
都会の子供を集めてこういう経験をさせればいいのにと思うのですけどね。
観察をしたあとは水路に返すのですが、お願いしてカワニナをもらって、
ジンゴロウ沢に放しました。ホタルが増えるのを願ったのですが、どうかな?
リーダーの注意を聞いて開始です。(ちゃんと聞くようにね!)
このようなフィールドでは、こっちの子は動きが違います。
網の中の生物をすべて拾い出します。
捕った生物を容器に入れ名前を調べて、好きな生物を観察して絵に描きます。
本日のメインイベント、調べた生物をみんなの前で発表します。
原稿を見せてもらいました。あー、岩魚ですね。
捕れた生物を撮っておけばよかったと気づいたのは、放した後でした。
このヤマメだけ塩焼き用に残っていたので、載せることができました。
第24回 雪の学校 2019(2) [イベント]
雪の学校、二日目は卒業試験になります。
”りふれ”裏の、わらび山の頂上に登って、尻滑りが試験課題です。
去年と同様の素晴らしい天気になりました。
前の晩の交流会では、酒に弱いmukuパパは早めに切り上げたのですが、
若い人が多かったせいか、延々と夜中まで盛り上がったそうです。
それが二日酔いも見せずに、元気に山登りなんだから若いよなー。いいなー。
青い空の下、白い雪の上を尻滑りで下まで滑り降りて、試験は無事終了しました。
その様子は写真でご覧ください。
山から下りた後の村の公民館での昼食は、mukuパパの秘かな楽しみです。
村のお母さん達が朝から用意した、山菜やキノコふんだんの手料理が振舞われます。
でも、mukuパパが食卓に着く前に食事は始まっていて写真はないの。ごめん。
昼食の後”りふれ”に戻って閉校式、修了証授与で終了となります。
ま、写真は去年のと、ほとんど変わりないですが、思い出はそれぞれに残ります。
興味がありましたら来年はぜひ、ご一緒してください。
あー、その前に今年の6月の1、2日に朝日連峰の山開きがあります。
初心者コースから健脚コースまで4コースから選べます。よろしかったら、ぜひ・・。
”りふれ”裏のかじか橋を渡って、後方のわらび山頂上まで登ります。
かんじきで前の人の跡を踏み固めながら、一列で登ります。
広い雪のゲレンデは尻滑りのためにあるようなものです。
頂上に到着です。周囲360°の展望が楽しめます。
卒業試験”尻滑り”の開始です。がんばって!
100m近くを一気に滑り下ります。これを下まで3回。
途中で黒鳥が降りてきて、餌をねだっているとか・・。
昼食の後、”りふれ”で閉校式。修了証を授与して無事終了となりました。
おわり
第24回 雪の学校 2019(1) [イベント]
今日は東京マラソンがあったようですね。雨で寒くて大変だったようです。
こちらは昨日(2日)今日(3日)と、晴天に恵まれて”雪の学校”が開かれました。
何度も取り上げていますが、”雪の学校”は五味沢の3大イベントのひとつです。
最近あちこちで”雪山トレッキング”が開かれているようですが、
ここのは草分け的な存在で、今年でもう、24回になります。
今年は21名の参加がありました。若い方の参加が増えて、賑やかでしたよ。
ここでは他にはないものをということで、本格的なうさぎ巻きが体験できます。
今年は首尾よく一羽を仕留めることができました。
すぐにお肉にされて、夜の交流会という名の宴会で振舞われました。
今年は熊肉の鍋も出て、熊とウサギが食べられるという幸運に恵まれたのですが、
”そんなの幸運とは思わない!”という方もいらっしゃるでしょうねぇ。
でもまあ、興味のある方は、来年ぜひ参加してくださいね。
授業の日程は例年と変わりません。だもんで、いつもと同じような写真です。
今回は初日の、開校式から3時限目の交流会までの様子をご紹介します。
最後に日程表を写真に撮って載せたので、参考にしてください。
来年に参加するための参考よ。
”りふれ”の研修室で開校式です。正面に立ってるのは何だ?
小国町のゆるキャラで、ワラビーノとワラビーナ(だったかな?)です。よろしく。
1時間目のうさぎ巻き。猟場はなんとmukuパパの家の裏山です。
家の前で”かんじき”をつけて、山に入ります。
杉林の中を配置場所に向かいます。
山親方の合図で、大声でウサギを上に追い立てながら登ります。
首尾よく仕留めたウサギの周りにみんな集まりました。
お肉にする様子にも人気が集まりました。
”りふれ”に戻って、みんなで火まつりの準備です。
2時間目の火まつりです。火を囲んで、どぶろくとスルメと昆布が振舞われます。
もちろん、御神火で餅も焼いて、無病息災を願っていただきます。
会場への雪の回廊の灯篭
3時間目の交流会の会場。みんなこれが楽しみでやってるようなものですね。
酒がどんどん出て来て、夜中まで話の輪が盛り上がります。写真はカット。
雪の学校の日程表です。来年参加の参考にしてください。
つづく
五味沢の”うさぎ巻き” 2019 [イベント]
雪降りばかりで、ほとんど変化のない毎日が続いています。
雪国はずっとそうかというと、そうでもない。何か楽しいイベントがあります。
そのひとつに小国では各地区で”ウサギ巻き”があります。
”う~さ~ぎ、追~いし、か~の山”のうさぎ猟が、まだ残っているんですよ。
ちなみに、うちの裏山は猟場のひとつなのよ!
前から小国は日本のロストワールドだと言っているのですが、
理由のひとつが”狩猟の伝統”が残っていることです。よく言う”またぎ”ですね。
”またぎ”は秋田の猟師に対する尊称のようで、こちらでは”鉄砲ぶち”と言います。
でも今は”またぎ”のほうが通りがいいので、よく使われるようになりました。
もちろんメインは春の熊猟ですが、熊が冬眠している今は雪山のうさぎ猟。
昨日は大学のゼミの一環として、学生が勢子となってうさぎ巻きが行われました。
収穫は3羽。昔から見れば激減だそうですが、今ではまずまずの成果です。
我が徳網集落の奥で車道は終点。林道を歩いて猟場に向かいます。
今じゃスノーモービルという近代兵器があります。
スノーモービルが固めた跡を、楽ちんに歩いて猟場に向かいます。
あららrr… 雪が深すぎてスノーモービルでも進めないんだって!
仕方がないのでお馴染みの一列縦隊。前のかんじきの後をたどります。
山奥の砂防ダムも深い雪に埋もれています。
過酷な先頭のラッセル。後方と順次交代しながら進みます。
やっと猟場に到着。しばし休憩の後、右側の山に登って”うさぎ巻き”です。
この先はいずれまた。
”何だよー、肝心なうさぎ巻きはどうした?”って言わないでね。
写真なんか撮ってる余裕はないのよ。 ホント!!
徳網集落の歳頭焼き(さいづやき)2019 [イベント]
昨日、恒例の徳網集落の歳頭焼きが行われました。
今年は様々な事情で参加人数が減って、ちょっと寂しいイベントとなりました。
最近の読者の方は、特に都会の方は”歳頭焼き”と言ってもご存知ないと思います。
関東では”どんど焼き”と呼ばれた、農村の旧正月の行事です。
mukuパパも都会育ちなので、こちらに来て初めて興味深く参加しました。
その頃のブログには毎年詳しく載せたので、よかったら覗いてみてください。
その頃の子供たちは、今は若者になって村を離れています。
村も全戸が米作りをやめました。長老も体力的に引退しています。
そんなことで盛り上がりは以前と比べて低くなってきました。
でも、こんなイベントはやろうとしても、今ほとんどの地域は不可能でしょう。
徳網集落では場所もあるし、材料もすぐ手に入る。ほとんど経費なしで行えます。
まだ入学前の子供もいるので、これからも小さくても続けたいと話しています。
神柱を伐りに村の共有地に向かいます。
すぐに遊ぶんだから・・
姿形の良い木を選びます。
選んだ木を伐採して、みんなで森から運び出し。
会場まで運んできました。
神柱に藁を巻いて、雪の上に建ちあげます。
今は藁が手に入り難いので、萱を巻きました。
雪原に火柱が立ち上がりました。
残り火で餅を焼いて食べます。いつもの餅ですが一味違いますよ。
謹賀新年 2019 [イベント]
新年おめでとうございます。
皆さん、どのようなお正月をお過ごしでしょうか。
昨日の元旦には小国の街中では、”珍しく初日の出が拝めた!”と
話題になっていたようですが、こちら五味沢では雪が降り続いておりました。
五味沢では毎年元旦のお昼に、”新春の集い”と称して各家の戸主が
”りふれ”に集まり、挨拶を交わすことになっています。村の新年会ですね。
都会では考えられないですが、地方ではあちこちで行われているようですよ。
mukuパパも飲めないお酒をいただいたところ、体調を崩して昼まで床におりました。
早くも多難な年を予感させる状況でしたが、ま、単に飲み過ぎの二日酔いですね。
暮れには少なめだった積雪も、年末からの雪で予想通り例年並みに戻っています。
その様子を撮ってきました。ちょっと頭痛があって、あまり良い出来ではありません。
本年もよろしくご愛読ください。
白い森音楽祭 2018 [イベント]
町に用事があって、”りふれ”の横を通ったら賑やかな音楽が聞こえました。
”あれ?!” っと思って寄ってみたら”白い森音楽祭”が始まっています。
こーゆーイベントは、村にいても情報が得難い状況にあります。
やっぱ若い人との交流がないとダメね。
爺さん同士の集まりでは話題にもなりません。
去年も終わり頃にチラッと見ただけでした。雨模様だったし。
今日は久しぶりの好天気なので、芝生に寝転んで聴くのに最高です。
慣れた人達は仲間でテントや、テーブル、椅子を持ち込んで楽しんでいます。
mukuパパもこうやって音楽を楽しむのは苦手じゃないのよ。
しかも住んでいる村の中だし、お馴染みの”りふれ”だし。
だけどこんな場所に、初老のおっさんが一人で座っていても絵になりませんね。
”ごはん”が横にいれば多少は見映えがよくなるかもしれないけど。
”ごはん”は連れてきてないし、用事もあったので数曲聞いて会場を離れました。
お客さんが少ない感じでしたが、この後増えて盛り上がったのでしょう。
町への途中、若い人の車に何台もすれ違いました。
あー、トシ&タミ&マツはまだかなぁ・・