徳網集落の歳頭焼き(さいづやき)2022 [イベント]
今日、徳網では小正月の歳頭焼きが挙行されました。
他の地区では昨日だったのですが(小正月だから当然ですが)、徳網は今日。
特に意味はなくて各家の都合で今日になりました。戸数が少ないんだもの。
歳頭焼きは夜に火を囲むのが楽しいのですが、朝の内の準備作業も楽しみです。
特に、深い雪の森に入って木を伐り出すなんて作業は、普通では出来ません。
毎年写真を撮っていたのですが、今年は全面的に作業に加わったので写真なしです。
去年の記事を御覧ください。https://shirotarou.blog.ss-blog.jp/2021-01-18
mukuパパが加わったからでもないのですが、今年の神柱は近年になくカッコいい。
煙もモクモクと出て、迫力がありました。そんな神火に向かって願いはひとつ、
”早くコロナが終息しますように・・・”
山形県安全狩猟ライフル・スラッグ射撃大会 2021 in 小国 [イベント]
山形県猟友会では、銃の安全な取り扱いと射撃技術の向上を目指して
ライフル・スラッグ射撃大会が、県内の最上射撃場と小国射撃場で、毎年
交互に開かれます。今年は小国射撃場の担当で今日開催されました。
ちなみに一昨年の記事を再読したら、今年とほぼ同じ写真なの。すみません。
このブログは一年経つと、ほとんどが上書きされるようになっています。
今年もお声がかかって、スタッフとしてお手伝いをしてきました。
このブログの読者の方は、ほとんどが銃とは無縁の方だと思いますが、
こんな世界もあるんだと御覧ください。前の記事にも書きましたが、
ニュースで熊や猪などの野獣の被害が出た時によく登場する
地元の猟友会のメンバーとは、主にこのような選手たちが中心になります。
こういう競技会で腕を磨いています。
競技会の開会式 山形県各地区の精鋭メンバーが集まっています。
今年は16チーム、80名が参加しました。小国からはA・B、2チームの出場です。
射順を待つ選手。一度に4名が5分の時間内に10発撃って成績を競います。
一巡したのち、姿勢を変えた2度目の射撃を行い、200点満点での成績になります。
他の選手はそれぞれの支部が持ち込んだテントの中で待機です。
これはライフルの弾痕。8点×3、9点×4、10点×3、合計90点。
(少しでも高い得点のラインにかかっていれば、高いほうの得点になります)
こちらはスラッグ弾。散弾銃で使う一発玉(単粒弾)で、熊や猪の大型獣に使用します。
5点×1、6点×3、7点×1、8点×2、9点×3、10点×0、合計73点。
1チームはライフル3名、スラッグ2名の5名で編成され、団体賞、個人賞があります。
各選手の成績結果に関心が集まります。
表彰式。小国は5位と12位でした。ちょっと不本意。団体優勝は米沢Aチームでした。
ライフル・スラッグ射撃場内部をご紹介します。
4つある射台の内、1番射台から見た50m先の標的。
土袋で周囲を囲まれた標的。
標的側から見た4つの射台。
標的ピット内へのトンネル通路。
ピット内での標的の交換作業。
夏休み と 東京オリンピック2021じゃないの?2020だって [イベント]
今日の朝の宿題は終わったそうです。ふ~ん、ずいぶんいい子ちゃんなのね。
いつの間にかというか、小学校ではもう夏休みが始まりましたね。
夏休みというと、その始まる時期のワクワクした気分が今でも懐かしい。
もっとも、終わる頃の何とも憂鬱な気分もセットになっていますが・・。
2学期が始まるのが嫌じゃなくて、夏休みの宿題がいつも大量に残ってしまうのね。
そんなタイプの小学生でありました。
更に今年はいつの間にかという感じで、東京オリンピックが始まりますね。
前の東京オリンピックはTVの実況中継を見ていました。そんな年代でありました。
開会式で選手団の行進が始まると、初めての何か新鮮な感動が湧いてきました。
家の2階の窓から、代々木の方角の空にブルーインパルスが描く五輪を見ました。
アベベが白いシューズで、一人独走で明大前の方から来て笹塚の方へ去って行きました。
閉会式で選手たちが一団となって、自由に行進し始めたのも驚きでした。
今回、こちらではTVを見られないので、ネットでダイジェスト版を見ることになります。
日本選手たちの、そしてすべてのアスリート、大会関係者の活躍を期待しています。
ギラギラの夏が始まっています
徳網集落の歳頭焼き(さいずやき)2021 [イベント]
昨日の日曜日は、年初恒例の徳網集落の歳頭焼きが開催されました。
今年は新型コロナの影響で、規模を縮小しての開催となりました。
ま、縮小と言っても毎年最小規模なので、たいした変化はないのですがね。
それでも最後の飲み会・・じゃなくて慰労会が中止になったのよ。
”飲み会がなけりゃ意味ないじゃん” などという不謹慎な発言もなく、
徳網の伝統行事は今年も無事に引き継がれました。
このブログで何回も書きましたが、mukuパパはこの火柱を眺めるのもいいのですが、
朝に雪の深い森に入って、神柱となる木を伐採する作業にわくわく感があります。
都会暮らしでは森林組合にでも入らない限りできない作業です。
斧を持っていけば伐採できるけど、だいたい犯罪になると思う。
今年はお隣の子供たちが元気にお手伝いをしてくれました。
この子たち、大きくなったら都会の子供にはない思い出を持つのでしょうね。
こちらに来た時に小学生だった兄弟も、今は青年になって、今年は除雪機で会場を
整備してくれました。思春期の中学あたりから顔を見せなくなっていました。
来年も参加してくれて、慰労会にも加わってくれたらみんな喜ぶんだけどね。
雪の降る中を村の森に向かいます。
ここで”かんじき”を着けて森の中へ。
神柱に適した木を探します。子供たちもお手伝い。
いい木が見つかったようです。伐採して枝を切り落とします。
若手が除雪機で会場整備をしてくれました。
更に若手が、秋に準備したカヤを運び出すお手伝い。
みんなで神柱を立ち上げました。
雪も上がり今年は早めに、まだ明るいうちに始まりました。
神火でお餅を焼いて、コロナの終息を願っていただきます。
雪の学校が”新型コロナウイルス”によって・・ [イベント]
都会のトレンドには、遠くから眺めるような距離感の小国でありますが、
その騒ぎがとうとうここまでやって来ました。
いや、感染者が出たわけではありませんよ。
29日と1日に開かれる予定の”雪の学校”が中止になったの。
楽屋話をすると、この数年参加者が減って事務局は頭を痛めていたのですが、
なぜか今年は東京だけで11人、千葉神奈川を加えて首都圏からなんと15人、
近県の方や常連さんを合わせて、37名もの参加申し込みがありました。
喜んだ事務局ですが次に頭を痛めたのが、今年の記録的な雪の少なさです。
こんなに雪が少なくては”雪の学校”にならない! でも除雪は簡単!
そこで、普段は行けない林道の最奥に案内して、楽しんでもらうことになりました。
そんな準備していた矢先、このウイルス騒ぎで一瞬で中止になっちゃった。
私事になりますが、今までのスタッフから、今年は先生になったのですがねぇ。
ま、参加者の皆さんには幸運だったかもしれませんが・・
えーもし、ここまで読んでくださったあなたが若い方だったら、次の言葉を贈りたい。
”これが人生というものさ” 意味は上の文章から読み取ってください。
昔は、”禍福は塞翁が馬で赤糸が絡まった縄だ”と言いました。
今は、”時代は回る”と言います。年を取ると目が回るので注意してください。
そんなことで、中止になった奥の林道を歩いて写真を撮ってきました。
計画では林道を除雪して、大石橋までバスで行く予定だったのですがね。
そんな奥まで歩けないので、霧の沢までです。
徳網集落の奥の林道入口です。ここから除雪する計画でした。
森の奥から誰かに見つめられてるような気が・・
五味沢のうさぎ巻き 2020 [イベント]
唱歌ふるさと ”う~さ~ぎ,追~いし,かの山~” でお馴染みのうさぎ巻きです。
歌ではお馴染みですが、実際に体験した人はいないでしょうね。
昔は地方の各地で行われていたようですが、今はほとんど聞かれません。
人が集まらないし、里の近くで兎のいる適当な場所もなくなったようです。
ところが”日本のロストワールド”五味沢では、まだ続いているんですよ。
無形民族文化財に指定されてもいいような気がしますが、話が出ないなぁ。
五味沢でも若い鉄砲ぶちが出なくて、将来も続くのか危ういのですが、
山形の大学で、ゼミの一環として学生が毎年参加するようになりました。
伝統的な狩猟文化や小国の自然に関心を持つ若い人が出てきて、
5人ほどがすでに小国に移住しているそうです。
もし興味があったらいかがです? あー、小国の中でも五味沢がいいですよ。
今日はその学生たちとの”うさぎ巻き”が開かれました。でも成果は”0”!
足跡もないんだもの。こんなことは近年ありません。
長老の話では今年は雪が少ないので、餌の見つけ易い所が別にあるんだろうと、
いうことでした。 NHKも取材に来ていたのに残念!
鉄砲が杉林の上辺を囲むように配置され、下から勢子が追い上げる兎を待ちます。
残念ながら一羽も出てこない。足跡がないか探しながら山を下ります。
正面奥の雪を被った杉林が今回の猟場でした。
徳網集落の歳頭焼き(さいづやき)2020 [イベント]
歳頭焼きは ”どんど焼き” とも呼ばれる、正月の行事です。
毎年このブログで取り上げているので、今回は詳しい説明はパスします。
昔はどの地方でも行われていたようですが、都会化した今は難しいでしょうね。
わが徳網では、障害になるものが何にもないので毎年行われています。
記憶に残る行事なのでこの日が来るといつも ”もう一年たったのか” と感じます。
今年は記録的な雪の少なさで、主柱の根入れが十分にとれない事態となりました。
毎年道路面よりも高く積もる雪が、今年は写真のように遥か足下だもの。
それで主柱を、細く短い小振りなものにすることにしたのですけどね。
ところが周囲に巻いた ”かや” の丈が高くて、稲わらを隠してしまいました。
なんか、かやのこも巻きみたいで、カッコ悪いの。
雪が少ないのは過ごし易いようですが、思わぬ不都合も色々出て来るようです。