スノーポールが立った 2021 [暮らし]
昔、真冬の北海道で仕事をしていた時、吹雪の中を運転することがよくありました。
周囲は真っ白で何も見えない。10mほど前方の路面が見えるだけ。
左右の境も分からなくなり、車の進む方向を何度も見失う。
でも、後の車に追突されそうで止まってもいられない。
とても怖い思いで運転したものです。
わずかに近づいて来るスノーポールだけを頼りに、のろのろと進みました。
そんなことでスノーポールはドライバー向けの雪国の冬の設備だと思っていました。
ところがこちらに来て、そうではないと知って驚きました。
それで以前にはよく問題としてブログに載せました。覚えているかしら?
新しい読者の方もいるので答えを言うと、これ、除雪車の目印なんですね。
オペレーターはスノーポールを目印に道路端を確認して除雪車を進めます。
腕の見せ所はどれだけポールに近づけて除雪できるかです。
近づけ過ぎると縁石やガードレールを傷つけてしまいます。
ま、こちらでは春になるとよく傷跡を目にするような気がしないでもないかな。
でも冬のドライバーにはありがたい。幅広い雪面を安心して走れるからです。
よく村上市に行くので新潟県を走るのですが、ポールまでの幅に余裕があります。
”何で?もっと削れるじゃん”と思うのですが、そのぶん道幅が狭くなっています。
雪道で車がすれ違う時ほど気を使うことはありません。ほんと疲れるんだわ。
あー、いや、もちろん新潟県でもいろんな雪道があると思いますけどね。
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