秋の籾殻燻炭(もみがらくんたん) [暮らし]
稲刈りが終わると、農家では脱穀した時に出た籾殻の燻炭が始まります。
秋の田んぼの真ん中で、モクモクと白い煙を出しているアレです。
アレ、籾殻をただ燃やしているんじゃないのね。白く灰になっては意味がない。
空気を適当に遮断して、黒い炭にしています。その炭が土壌改良剤になるらしい。
肥料になるのかと思っていたら、その効果はあまりなくて、土に混ぜると
通気性や保水性が良くなり、また土壌微生物も棲みやすくなるそうです。
mukuパパはごく近年まで、籾殻を焼いて、その灰を田んぼに撒いて肥料に
するのだろうと思っている人たちの仲間だったので、偉そうに言えません。
ただ、稲刈りが終わり、切り株の並ぶ広い田んぼの中で立ち昇る白い煙。
晩秋そのものの風景は好きでした。赤い柿の実でも入ったらたまらない。
たしかミレーの絵にそんなのがあったような気がするけど、違うか?
今朝、気付いたら向こうの飯豊の山に雪の跡がついていました。
昨日は蔵王で初冠雪があったと報道されていました。
冬が少しづつ近づいてきています。
遠くの飯豊連山には雪の跡がありました。