ノイバラ(野茨)を見つけた [野草・花]
先日、家の近くの道端に見慣れない花を見つけました。
よく見るとその場所だけでなく、他の道端や草地などあちこちに咲いている。
更に大きな叢となって、群生して咲いているものまで見つけました。
花の期間がとても短くて、何年も暮らしているのに気が付かなかったようです。
調べてみると野茨でした。”いばら”に野生種を示す”野”をつけた茨ね。
”えー? これが茨なの?!” 今までトゲを持つ植物の総称だと思っていたんですよ。
”いばら”と聞くと、すぐに”いばらの道”という言葉が頭に浮かびます。
もっとも他の言葉はちっとも浮かばないけど。(あ、茨城県がありました。ごめん)
人生も終盤になってくると、”いばらの道”なんて言葉が妙に気になります。
いばらの道を選択せざるを得なかった人もいるだろうし、敢えて自ら選んだ人も
いるでしょう。mukuパパはそーゆーの避け続けてきましたね。ストレスに弱いの。
また、何が”いばらの道”なのかも、人によってそれぞれ違うでしょうね。
一人暮らしを”孤独の人生”と見る人もいれば、結婚何十年記念てのを
”忍耐を背負い続けた人生”と見る人もいるでしょう。 皆さんはどちら?
あー、返事はいいです。自慢か愚痴の話を聞かされそうだから。
また、この野茨には別名があって、それがノバラ(野薔薇)だそうです。
”えー? これが野薔薇なの?!” 茨を中国では薔薇と表記するそうです。
その文字を園芸種の茨に当てて、”バラ”と読んでいるのね。(イは取れたらしい)
キラキラネームのような感じもするけど、バラは今や、植物界の超大物ですからね、
”薔薇"以外に似合う文字はありません。きっと最後まで書けないけど。
茨は薔薇の出世を、原野から静かに見守っているのかと思ったら、
今でも薔薇の台木として根元で支えているそうです。偉いね。
今思いついたのですが、茨城県も薔薇県と改名したらどうでしょう。
イメージがグッと上がると思うけど。 あー、余計なお世話ですね、はいはい。
恐ろしげなトゲ。茨では厄介で、薔薇では悩ましい存在です。