樹々の緑と藤の花 [樹木・花]
小国は新緑の季節となりました。
今、小国を車でまわると、濃くなった緑の中のあちこちに
藤の花が、薄紫色の鮮やかな色を見せています。
まぁ、小国に限らず日本の田園地区では何処もそうなんでしょうけどね。
でも、都会で暮らしているとそれが分からない。
藤の花というと、庭に藤棚のある家に咲く特別な花のイメージがあって、
山の中でこれほど簡単に見つけられるものだとは、知りませんでした。
それに花の色やその形、寄せ集まった花姿は、華やかな中にも上品さがあって、
山の中に自生していると思えない、長年人の手で作り上げたようにも見えます。
花色も姿も好きな花なのですが、ひとつ気に入らないのは蔓性の植物なのね。
蔓植物の樹に絡みついている様子は、なんか鬱陶しくて不快な感じになります。
この冬、家の周囲で見つけた蔓を雪の上で片端から切ってまわりました。
そしたら、”あーっ、山ぶどうの蔓も切っちゃったの!!” と言われちゃった。
藤や蔦、山ぶどうやアケビなど、蔓性植物は木々にとって迷惑に見えますが、
花や葉や実がとても魅力的なのが、何とも悩ましいところであります。
これは藤棚やぶどう棚のように、人の手を加えた方が自然の姿より好きみたい。