徳網の秋の野草(3)2021 [野草・花]
野草を撮っていたら村の人から、”おい、こっちにもあるぞ”と声をかけられました。
”センブリって知ってるか?”って訊かれて、う~ん、薬草じゃなかったっけ?
”そのせいか、よく人が来て採っていくんだよ”と言いながら見つけてくれました。
こちらに来て初めて見る花です。小さくて見逃しそうな花ですね。
”葉っぱを齧ってごらん、凄く苦いから”と言われたのですが、
取り敢えず写真を、と撮っているうちにうっかり忘れてしまいました。
家に戻って”センブリ(千振)”を調べたら、名前の由来がありました。
「センブリの乾かした茎葉[これを”当薬”ともいう]を布袋に入れて、湯に浸す。そして、布袋を振る。布袋を千回振っても、あるいは、布袋を振るごとに湯を
千回替えても、苦み成分が出る。それで、”千振り”である。」
あー、齧ってみればよかった。明日にでも行って齧ってこよう。
”良薬は口に苦し”というけれど、薬草としてかなりの効用があるようです。
「センブリは、古く日本ではシラミやノミの駆除剤として用いられていたけれど江戸時代になって腹痛の妙薬として用いられるようになりました。主に苦味健
胃薬として、胃痛・腹痛・食欲不振・下痢などに使用します。」
「また、別の効用として、毛根への刺激による発毛効果があります。」
と言うんだけどねぇ。当方、白くなりましたが、まだかなり残っているので、
あまり言うと嫌味になりそう。問い合わせされても対応できませんので悪しからず。
センブリ(千振)
ノコンギク(野紺菊)
サラシナショウマ(晒菜升麻)
ヤクシソウ(薬師草)
フジバカマ(藤袴)
ナギナタコウジュ(薙刀香薷)
オニアザミ(鬼薊)
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