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大雨災害後の小国の交通事情 [暮らし]

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最近新しい読者の方が増えているようなので、久しぶりに小国町の紹介をします。
わが小国町は東京23区より広い面積がありますが、90%以上が山と森です。
周囲をぐるりと山に囲まれ、日本の中のロストワールドだと言っていました。

縦長の皿を思い浮かべて下さい。中に降った雨はすべて荒川にまとまり、
西(左)側の割れ目から新潟県の関川村・村上市を抜けて日本海に注ぎます。
ところで、小国町から外への出口(あるいは入り口)は4か所しかないんですよ。
メインは中央を東西に横切る国道113号線で、西の赤芝狭を抜けて関川村へ、
そして東の宇津トンネルを抜けて飯豊町・米沢市へ出る2か所の出口です。
あとの2か所は、北西部から村上市に出る道と、南東部から飯豊町に出る道ですが、
どちらも峠越えの山道で、舗装はあっても一車分の道幅しかない区間もあり、
とても日常的に使える道ではありません。

今回の大雨では、この国道113号線の村上市花立と飯豊町手ノ子で通行止めとなり、
小国町が一時孤立してしまいました。現在は片側交互通行で通行しています。
ただ地形上、復旧は難工事になるようで、全面開通には時間がかかるようです。

一方、国道113号線と絡み合うように走るJR米坂線も、同じ場所で被災しました。
こちらは今も運休中で、代替えバスが走っています。
特に飯豊町手ノ子では落橋したため、復旧するには相当の月日がかかるでしょう。
もしかしたら廃線かなんて話も聞かれ、ちょっと心配です。


国道113号線、飯豊町手ノ子の片側交互通行現場
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飯豊町側から見た、新宇津トンネル入り口。こちら側の雨は最上川に。
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小国側から見た、新宇津トンネル入り口。こちら側の雨は荒川に。
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これは別の工事。113号は一年中何処かで片側通行の工事があって慣れました。
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113号線の小国町西側は荒川赤芝狭に沿って関川村に抜けます。
右側のスノーシェッドの中を113号線が走っています。
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今回の大雨で樹木が倒された位置まで水位が上がりました。
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スノーシェッドの中でも片側交互通行。
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新潟県との県境。赤芝発電所のダム。左側に113号線のスノーシェッド。
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このスノーシェッドを出ると、新潟県関川村に入ります。
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人影のないJR小国駅。代替えバスのため、待合室は開いていました。
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五味沢へ向かう北部踏切。運休している一カ月の間に線路に雑草が。
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両被災箇所の間に取り残された車両が、羽前沼沢駅に停まっていました。
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