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メープルサップの謎 [樹木・花]

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冬が峠を越えたところから始まる、外での作業がメープルサップの採取です。
メープルサップはイタヤカエデの樹液で、これを煮詰めたのがメープルシロップです。
近年何度もこのブログに載せているので、暇でしたら覗いてみてください。

裏の森に何本もイタヤカエデの木があるので、自家用に採取するのですが、
樹液が出るのが2月下旬から3月上旬の2,3週間の間だけ。
気温の高い日は1日に10ℓ~20ℓも出ますが、寒いとほとんど出なくなります。

根から水分を吸い上げるのは、葉からの蒸散作用という知識はあったのですが、
葉がないこの時期、どんな物理作用で樹液が出るのかが、前から謎でした。
思いついてネットで調べたら、今更言えない初歩的な誤解にも気付いたのですが、
一部その仕組みが解明したので、偉そうにですが、ご披露したくなりました。

樹木は水分を根から導管を通して葉に送り、葉での光合成でできた有機物を
篩管(しかん)を通して樹木全体に行き渡らせます。
動物に動脈と静脈があるのと同じですね。(んー、ちょっと違うか? 全然違うな。)
メープルサップの主要液はきっと前年に作られて篩管に貯えられているんですね。
篩管は細いので幹を穿孔すると、導管も破りその水分と一緒に樹液となって出るみたい。

ま、これでは2,3週間だけ出る理由が分かりませんが、ご存知でしたら教えて下さい。
あー、それと上記の解説はあくまでmukuパパの現在の解釈ということでね。
他で披露して恥をかいても、当局は一切関知しないからそのつもりで!
成功を祈る!(何だよ、それ!)


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葉っぱもないのに、どうして樹液が出るのか謎でありました。
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春への折り返し [自然]

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今日は二十四節気の”雨水”と言って、雪が雨に変わり、積もった雪が解けだす頃
だそうです。確かにこの後一週間は雨のマークが多くなっています。
積雪も今がピークで、これから少しづつ減っていくことでしょう。
春に向かって動き始めた感じです。

用事があって先日は米沢に行ってきました。前回の村上とは真反対の方向です。
雪の中で毎日じっとしているのも辛いので、無理やり用事を作っちゃうのね。
出掛けるのも小国の町じゃ気分転換にならないので、都会の匂いのあるところです。

米沢へは峠を越えて、お隣の飯豊町に入りますが、ここは米沢盆地の一角です。
米沢盆地は奥羽山脈のこちら側なので、もちろん日本海側の天気のはずなのですが、
太平洋側の天気がしょっちゅう越境してくるみたいなのね。先日もそうでした。
小国は雪降りなのに、飯豊に入ると眩しい光に青く広い空。
気分もいっぺんに晴れました。

撮影地は米沢の途中にある諏訪峠の広い牧草地です。お気に入りの場所です。

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雪が村に降り続く [暮らし]

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天気予報では明日は東京でも大雪になるとか伝えています。
皆さん、気をつけてくださいね。まーったく、10㎝20㎝で大騒ぎだものね。
こちらは、あと一週間続けて雪のマークが出ています。
それが終わる頃、たぶん今シーズンの最大積雪量になるでしょう。
今年は2mを少し超えるくらいですかね。それほど雪の多い年ではありません。

毎年、2月の中頃が積雪のピークになっています。
その後も雪は降りますが、融けるスピードが速くて積雪量は減っていきます。
日の長さも長くなり、季節が春に向かって進み始めるところにやっときました。

新潟県の村上市に用事で出かけたのですが、途中で撮った関川村の雪の様子です。
小国で撮れば良さそうなものですが、民家の写真はこちらの方が絵になる感じ。
山形より新潟の方がリッチだからかなぁ?関川村って知ってる?小国の隣り。
こちらのひが目かもしれませんが、小国よりは広く知られているみたいね。
まぁ、新潟と言っても海に近いので、積雪量はそれほど多くありません。

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五味沢の”うさぎ巻き” 2019 [イベント]

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雪降りばかりで、ほとんど変化のない毎日が続いています。
雪国はずっとそうかというと、そうでもない。何か楽しいイベントがあります。
そのひとつに小国では各地区で”ウサギ巻き”があります。
”う~さ~ぎ、追~いし、か~の山”のうさぎ猟が、まだ残っているんですよ。
ちなみに、うちの裏山は猟場のひとつなのよ!

前から小国は日本のロストワールドだと言っているのですが、
理由のひとつが”狩猟の伝統”が残っていることです。よく言う”またぎ”ですね。
”またぎ”は秋田の猟師に対する尊称のようで、こちらでは”鉄砲ぶち”と言います。
でも今は”またぎ”のほうが通りがいいので、よく使われるようになりました。

もちろんメインは春の熊猟ですが、熊が冬眠している今は雪山のうさぎ猟。
昨日は大学のゼミの一環として、学生が勢子となってうさぎ巻きが行われました。
収穫は3羽。昔から見れば激減だそうですが、今ではまずまずの成果です。


我が徳網集落の奥で車道は終点。林道を歩いて猟場に向かいます。
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今じゃスノーモービルという近代兵器があります。
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スノーモービルが固めた跡を、楽ちんに歩いて猟場に向かいます。
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あららrr… 雪が深すぎてスノーモービルでも進めないんだって!
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仕方がないのでお馴染みの一列縦隊。前のかんじきの後をたどります。
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山奥の砂防ダムも深い雪に埋もれています。
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過酷な先頭のラッセル。後方と順次交代しながら進みます。
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やっと猟場に到着。しばし休憩の後、右側の山に登って”うさぎ巻き”です。
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この先はいずれまた。
”何だよー、肝心なうさぎ巻きはどうした?”って言わないでね。
写真なんか撮ってる余裕はないのよ。 ホント!!

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