トチ(栃)の葉とホオ(朴)の葉の一年 [樹木・花]
11月22日、いい夫婦の日だそうで、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
余計なお世話でしょうかね。ま、こちらにはどうでもいいような日ですが。
ところで夫婦ではないですが、うちの庭にはトチノキとホオノキがありまして、
晩秋となった今は、どちらもその大きな葉を落として冬の姿に変わっています。
形のよく似た大きな葉がどちらも特徴なのですが、それ以外は共通点がありません。
今回、紅葉や落葉の様子もまったく違うのが、面白く感じました。
一年間の写真を並べて、それぞれの葉の変化をご紹介します。
トチは一枚の葉の中で赤、黄、緑にまだらに紅葉しています。
鮮やかな色ではなく地味だし、表面も荒れた感じで見過ごしがちなのですが、
じっと見ていると、なんとも渋くて惹きつけられます。大人の渋みね。
かなり遅くまで枝に残っているようです。
ホオは、陽の光を透かした明るい緑の影が素敵で、大好きな葉のひとつです。
でも、周囲の紅葉が始まる前に、黒くカサカサに変色して落ちてしまいます。
葉が落ちる時もドサっと音がして、枯れ葉という情緒がないのが残念です。
トチの葉
ホオの葉
ヤマモミジの葉
この違いは知らなかったなあ。
ホウの新芽を初めて見たとき、モクレンみたいな花だと思ってた。
by 緑の森の仲間たち (2020-11-24 22:06)
ホオノキもモクレンも、モクレン科モクレン属という同じ仲間の木だそうです。
ホオの新芽はピンク色のカプセル型で、開くと花ではなく葉が詰まっているのね。ピンクのカバーは人工衛星のカバーのように、割れて落ちます。
モクレンは見たことがないのですが、ピンクの新芽が割れるとそのまま花になるみたいですね。
10年ほど前に、人から”これを植えてみな”と言われて幼木を渡されました。コブシじゃないかと思っているんですが、いまだに花も実もつけません。
何だかわからないまま大きくなっている木があります。
コブシもモクレン科モクレン属の木であります。
by mukuのパパ (2020-11-26 02:22)