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幻のクマタカ(角鷹 熊鷹)に出会った!! [動物]

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”おいっ! あれはクマタカだぞ!!” 村の人が声をあげました。
目を向けると、胡桃の木の枝に猿くらいある大きな鳥が止まっている。
名前からのイメージとは違って、白い体色が夕暮れの森を背景に浮かんでいます。

幸いカメラを携帯していたので、驚かさぬよう取り出し、慎重にレンズを向けました。
取り敢えず1枚シャッターを切ったのですが、飛び去る様子はありません。
続けて何枚か切っても平然としたままです。

こうなると近くに寄って、顔の表情も見たい、写したい。
”いつ飛び立ってもいいや”とカメラを構えてそろそろと近づいたのですが、
なんと、7,8mまで寄っても、枝に止まって頭を動かしているだけです。
もちろんこちらにも顔を向けるのですが、気にする様子もないみたい。
夢中でシャッターを切り続けました。そして、あっと気が付いたら電池切れ。

この後、クマタカは動かないと決め、車に別のカメラを取りに戻ったんですね。
当然、その間に飛び去ってしまいました。バカな判断でありました。
”滅多に人の前には現れないのだけど、巣立ったばかりの幼鳥だったかもしれない”
と、村の人は言っていましたが、羽を広げた姿や飛んでる姿を見たかったなぁ。

昔、クマタカを探して日本中を旅する人の話を、聞いたか観た記憶がありますが、
見つけられたのかしら? 今回が貴重な体験だったことは間違いありません。
せっかくのチャンスを逃して、少し悔いは残りますが、
間近で表情を観察できただけでも上出来だった、ということにしましょう。

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middrinn

これは貴重なものをm(__)m
いい表情してますね(〃'∇'〃)
by middrinn (2018-05-03 08:21) 

山さん

クマタカで思い出しました。
岩手県川井村タイマグラに移住した人のこと。
猛禽類の写真撮りをしていた人が、早池峰山のクマタカを追っているうちに取りつかれ、山奥のタイマグラに移住した人です。
早池峰山の山頂のトイレ問題で騒がれましたのでご存知かもしれませんね。
20年ぐらい前、そのグループと一晩「トイレ問題」で語り合ったことを思い出しました。

マス止めの滝の上流辺りで飛んでいるのを見たことがありますね。
丁度熊狩りの時期が子育てシーズンなのでしょうか。
by 山さん (2018-05-03 10:24) 

mukuのパパ

ま、子供と動物は誰が撮っても良く写ると云われるのですが、
9枚目と10枚目は、古い日本画で見たようなフォルムで嬉しくなりました。
カメラがなかった時代でも、絵師は一瞬の画面を目に焼き付けるんですね。
by mukuのパパ (2018-05-03 21:37) 

mukuのパパ

クマタカを探す人の話は子供の頃の記憶なので、その人ではないと思いますが、猛禽類に憧れる気持ちは解る気がします。
だけど、とても山の中を探し歩く気にはなれないなぁ。

早池峰山のトイレ問題って、そう言えば聞いたかなくらいの記憶でほとんど知りませんでした。でも、山を歩く人にとっては、大きな問題なんですね。
人が多く来れば、自然との調和に問題が起きるでしょうね。
こちらの小国側の朝日山系は自然が深く大きいし、ほとんど人も来ないので問題はないようです。きっと山さんも同感されると思いますが、包容力のある自然の中にいるのは心がやすらぎます。
クマタカも朝日の山奥の森から、たまたまやって来たのでしょう。
by mukuのパパ (2018-05-03 22:18) 

山さん

水洗トイレは処理後に、処理水を始末しなければなりません。
朝日、飯豊の山頂のトイレは「蒸発散槽」という炭化材に処理水を撒き、大気に発散させています。(おそらくTS式)
山上では電源などの取得が問題で、水さえあれば水洗化が可能なこのTS式を山形県は採用しているようです。
他所では木のチップを使用したエコトイレなどもありますが、これは電気を使用します。電気の無い処では人力で回転翼を、使用後1回転というのも。

早池峰山では今でもポリタンクに汚物を入れて人力で麓まで下しています。(昨年のメールでは)
仲間の他ボランティアが、この汚物担ぎ下ろし作業を手伝ってくれているとのことです。(頭が下がります)
それぞれの方法で「完璧」なことは無いのだから、岩手県と妥協をしたら? と飲みにケーションをしたのでした。それからもう20年近く経ちます。

タイマグラは3名まで減った住人が、今は移住者の子供さんなどを加え20名くらい居られるようです。
再訪したいとは思うのですが、中々遠いです。近くには遠野という地名の街が有名ですが…。
by 山さん (2018-05-04 08:18) 

mukuのパパ

山に登ろうと思うと、地図で登山道を調べ、計画を立てて山歩きを楽しみます。だけど、その登山道が、また山自体が多くの人に支えられていることまで思い至らないことが多いようです。

こちらに来て、山道というのは放っておけばすぐに荒れる、というか自然に戻ってしまうことに気付きました。自然に戻ってしまうととても歩くことはできません。
”そういうのは関係者がなんとかするだろう”と思われがちですが、その山を愛する人達の、ボランティア的努力に支えられていることを忘れないようにしたいものです。

山さん、ご苦労様です。
by mukuのパパ (2018-05-04 21:11) 

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