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ショウブあった! かった!! 怒られた・・ [野草・花]

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村の人から草刈りの仕事を頼まれて、今、そのお手伝いをしています。
昔、田んぼだった所を再利用するので、雑草を刈り取るということですけどね。
草刈りというと、皆さんはのどかな仕事をイメージするでしょうが、
何年も放棄された田んぼなので、雑草や雑木が伸び放題になってます。
特に指の太さ程の幼木が、ほとんど柳なのですが、無数に密生しています。
これを刈り払い機を武器にして刈っていくのですが、もう悪戦苦闘、
格闘しているのと変わりません。

汗だくで刈り払い機を振り回していたら、突然、清涼感のある芳香が漂いました。
足元の草を刈ったら漂うようです。”これはいい!”とバンバン刈っちゃった。
近くに来た村の人に ”これ何て言う草?” と訊いたら、
”あー!ショウブを刈っちゃダメだよ。残しておいてよー!”
”えー!そんなの先に言ってよー!” というような展開になりました。

ショウブ(菖蒲)はずっと前から一度見たいと思っていた草でした。
子供の頃、折り畳んで紐で縛った菖蒲を風呂にいれた菖蒲湯の思い出があります。
街の八百屋で菖蒲を売っていたの。ま、その八百屋がうちなんですが。
湯につかると目の前に浮かぶ菖蒲から、なんともいい匂いがして、大好きでしたね。
村の人に話したら、こちらでは菖蒲湯より、当時の藁(わら)屋根にヨモギと菖蒲を刺す
習慣が思い出にあるそうです。一種の”魔除け”だったようです。

昔は村の何処にでもあった菖蒲ですが、今はここくらいしか見かけないらしい。
この菖蒲、大昔は”あやめ”と呼んでいたというような話は次回・・できるかな?

背の高さ以上に伸びた雑草、雑木を刈っていきます。
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刈り終わると昔の広い田んぼが現われます。
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手前の田んぼから奥に刈り取りが進みました。
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刈り残した菖蒲です。
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最も奥の田んぼは湿地で雑木が生えず、菖蒲が群生していました。
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これが刈り取る雑草。菖蒲と区別がつかないよねぇ・・でもないか。
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菖蒲より太くて背の高い ”ガマ”(蒲) という草です。
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