デワノトネリコ(出羽のトネリコ?)という名の木だそうです [樹木・花]
うちの裏山でも探せば、すぐに見つかるような気もする木なのですが、
山形県の絶滅危惧種に指定されている木が、村の家の裏庭にあります。
でね、もちろんこの木も希少種なのですが、この木を食樹とする
”チョウセンアカシジミ” という蝶が、同じく絶滅危惧種で、かつ、
山形県の天然記念物にも指定されているんですよ。
ネットで調べると”チョウセンアカシジミ” は、日本では、岩手、山形、新潟の
限られた地域にしか生息が確認されていなくて、デワノトネリコだけを
食樹とするらしい。その限られた生息地域に小国町が入っているんですね。
なんでも大昔、大陸と日本列島が地続きだったことの証拠になるらしい。
大昔から日本にいるのに、発見が近年だったために他国の名前がつけられたようです。
日本では1952年に初めて発見されたという、悲劇の蝶ですな。
ま、ともすると、小国は山形県の中でも忘れられた地域じゃないかと感じてますが、
こういうことで小国の名前が出るのは、たいへん喜ばしいことであります。
小国での生息地は五味沢とは別の地域で、場所は乱獲を恐れ未公表のようです。
五味沢では、この木一本しか見つかってないし、家の人も誰もまだ蝶を見ていません。
もっとも五味沢で関心がある人は、ほとんどいないんだけれど。(皆無みたい)
でも、よく見ると葉っぱに食痕が残っているんですよ。見つかるかも。
羽化するのは毎年6月中旬ということなので、来年は見に来ようと思います。
忘れてなければ・・
デワノトネリコの葉っぱ
葉っぱに食痕があった!
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